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FAQソフトウェア作成基準
ソフトウェア作成基準



マルチターミナルについて。

Q)
マルチターミナルに対するアプリケーション側の最低限の対応として、 「問題なく動作させる」とされていますが、どの程度をいうのでしょうか。
ゲーム的には3人(3プレイヤー)以上で遊べるようになっていないものでも 「ソフトウエア作成基準 3rd Party版 Ver. 2.00」別冊2-2、 マルチターミナルの項に記述されている項目すべてを厳守する必要があるのか ということです。

具体的には、あらゆる接続状況にたいして、有効端子の認識をおこなう必要が あるのかと言うことです。 有効、無効端子に関らず、単に左端から端子1、 端子2とみなしていくのではだめでしょうか。
それとも、最低限接続が原因で、異常動作、暴走するようなことがないように なっていれば良いのでしょうか。

A)
原則的に対応プレイ人数(2人以下でも)に関係なく、マルチターミナルを使用して 問題なく動作しなければいけません。 具体的には、マルチターミナルに関して作成基準−別冊−の3点を厳守して ください。

      (1) 頁  2)マルチターミナル設定原則   箱内の2重下線部
      (2) 頁      アプリケーションのスタート     2重下線部
      (3) 頁      抜き差しのチェック             2重下線部

最低限以上の項目が厳守されていれば問題はありません。

納品書のチェック項目について。

Q)
マスター納品時に提出するチェックシートに関する事項

  1. VDP2項目 : 3(a) 「FILLビットのチェックを行っているか?」

  2. SMPC項目 : 全部

A)

  1. この項目は不要項目ですので削除してください。

  2. この項目の1から9までは弊社より提供のライブラリを使用している場合、 YES として、SEGA提供のライブラリを使用していると記載ください。


ゲーム中に音楽CDを使うようなゲームが作りたい。

Q)
ゲーム中のBGMに、市販の音楽CDの曲を使えるようなゲームを作成する事は可能で しょうか?

A)
出来ません。これはゲームマシンのセキュリティに絡む問題ですので、 作成基準にあるように、マルチプレイヤーに戻らなくてはなりません。

バックアップできない時の対応は?

Q)
「バックアップ対応ソフトウェア作成基準」の<警告メッセージ(3)>に

 "全くセーブ機能が使えない場合。この場合でもユーザーの判断でゲームをプレイできるようにしておかなければならない。"

とあります。
Disk1とDisk2で、それぞれに違うモードのゲームが入っている場合、 "全くセーブ機能が使えない場合"では、Disk1のゲームは遊べるが Disk2のゲームは、Disk1の起動確認、データの受け渡しができない為に、 ゲームがプレイできない。

これでは"ユーザーの判断で..."といった作成基準に反することに なってしまいます。

このような場合の対処方法として、なにかあるでしょうか。
バックアップの空き容量が不十分な場合、警告メッセージを表示して マルチプレイヤー画面へ移行するようにしても良いのでしょうか。

A)
基本的には、以下のような手順にて行ってください。

  1. ユーザーにバックアップRAMの容量が足りないことを知らせる。

  2. そのまま続けるのか、中止してバックアップラムの整理をするかをユーザーに選択させる。

選択1
そのまま続ける場合、2枚目のCDの内容を利用出来ない事を承知の上でゲームをプレーする。

選択2
マルチプレイヤーに戻る。
勿論これは、Disk1をプレーしようとした場合におこなってください。

バックアップがない為にゲームをさせないと言うのはユーザフレンドリ ではないということで、1枚目しかプレー出来ない事を前提に1枚目に関しては、 遊んでも構わないとするのが妥当でしょう。


コントローラ未接続時の処理について。

Q)
コントローラ未接続時の対処についてお伺いします。
以下の状況において、どういった対処を行うべきでしょうか?

この状況でゲームを開始しようとした場合、 バックアップデータが存在しないものとして処理すべきですか?
それとも、接続状態を無視して処理すべきでしょうか?

A)
基本的には、以前のバックアップデータは無視します。
順番としては、

  1. 1P側にコントローラがささっていない。
    以前のバックアップデータを無視してプレーしても良いかをユーザに確認。


セーブデータが大き過ぎて内蔵RAMに収まらない。

Q)
セーブデーターが内蔵バックアップメモリーに入りません。 バックアップカートリッジを必ず使用するという商品仕様にならざるを 得ませんが これは許されるのでしょうか?

A)
原則として、本体だけで遊べなければなりませんので、データーの保存方法を 工夫するなどして、本体内蔵RAM内に収められるようにしてください。
ただあくまで原則であって、実際に本体RAMに収まらないセーブデータを持つ ソフトウェアは幾つか存在します。もし、データが本体RAMにどうしても 収まらないような場合は、弊社に御連絡ください。


セーブデータをユーザが使い回し出来ないようにしたい。

Q)
ゲームのデータをセーブして、そこからいつでも再開できるのではなくて、 セーブはあくまでも一時中断であるだけにしたいのです。
そのためにカートリッジに複製したセーブデータを使われないようにしたい のですが良い方法はないでしょうか。

A)
サターンのシステム上これは不可能になります。
例えばバックアップファイルの時間を見て判別したいというような要望 があるとは思われますが、バックアップ管理画面では日付情報もそのままコピー してしまいますので、どちらがデスティネーションでどちらがソースかを判別 するような手段はありません。
一時的なセーブとしたくてもユーザ側でそのデータを使用する前に別の ペリフェラルにセーブしてしまえば回避できてしまいます。

ABCの全てのボタンを使用しないようなアプリケーションの場合どうするの?

Q)
A、B、Cボタンは、使用されないボタンがないようにする、とあるが、 現在、Cボタンは未使用だが、必ずA、B、Cボタンは、全て使用しなければ ならないのか。

A)
必ず使用してください。
その際はCボタンは、A、Bいずれかのボタンと同じ機能 にしてください。出来ればオプションでアサインを変えられたほうがいいです。

バックアップのデータ名を二つに分けたい。

Q)
あらかじめ用意されたパズルを解いていくモードとプレイヤーがパズルを 自作するモードの2つのゲームモードがありますが、データを記録する際、 パズルクリア状況のデータを1つの記録として持ち、それとは別の記録 として自作パズルのデータを1つずつ別個に持つ仕様となっております。
この場合、クリア状況と自作パズルというまったく違う性質のデータで あっても、以下のように「8文字共通」の記録名に数字をつけていく という方法で問題ないでしょうか。

SAMPLEDAT_00        (クリア状況データ)
SAMPLEDAT_01        (自作パズルデータ1)
SAMPLEDAT_02        (自作パズルデータ2)

それとも、クリア状況データと自作パズルデータとは根本的に記録名を 変えたほうがいいのでしょうか。

A)
基本的には上記のようなセーブ名で構いませんが、別途申請することで、 例えば、クリア状況と自作のパズルデータを違う名前として登録する事も 出来ます。

2枚組のソフトはどうやって2枚目に移行したら良いのですか?

Q)
2枚組み以上のソフトの場合、2枚目に移るにはどの様にするのでしょうか?

A)
複数枚組みのソフトでも1枚のみの場合と同様に、CDトレイの蓋が開いた 場合は、即座にブートROMのマルチプレイヤーに処理を移さなければいけません。
もしもゲーム中に別のディスクに交換する必要が生じた場合には、 次のプロセスに従ってください。

以上は、複数のディスク間でデータをやり取りする場合の方法です。
どのディスクからも無条件で行き来できるようにする場合には、バックアップ データのチェックを行う必要はありません。


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