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HARDWARE ManualSCUユーザーズマニュアル
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SCUユーザーズマニュアル/第2章 動作説明

 ◆DMAモード

 SCUのDMAモードには、次に示す2種類があります。

  1. 直接モード
  2. 間接モード

●直接モード
 レベル別DMAセットレジスタのアドレス値を直接的に使用し、読み込み アドレスレジスタで示された番地のメモリから、書き出しアドレスレジスタ で示された番地のメモリへ、転送バイト数で示されたバイト数だけデータ転送 を実行します。1度の起動で1度の実行を行い、DMAを終了します。図2.4に、 直接モードのDMA転送動作詳細を示します。

図2.4 直接モードDMA転送動作詳細

●間接モード
 前記、直接モードに対し、レベル別DMAセットレジスタを間接的に使用して DMA転送を実行するモードを間接モードといいます。直接モードで、セット レジスタに格納されていたアドレス値やバイト数は、間接モードでは 間接モードテンポラリバッファに格納され、その中の終了コードを検出するまで DMA転送を繰り返し実行します。よって、間接モードの特徴は、1度の起動で複数 回のDMA転送を実行できることにあります。図2.5に、間接モードDMAの実行 フローを示します。

図2.5 間接モードDMA転送フロー

 間接モードを起動すると、最初に書き出しアドレスレジスタ(DxW)に書かれてい るアドレスから3ロングワード分のパラメータを読み込んで、テンポラリバッファ に格納します。次にそのパラメータを元に実際のDMAを実行します。DMA終了後、 DxW+CHのアドレス〜パラメータを読み込んで同様に実行します。終了コードを検出 するまで、この動作を繰り返します。
 また、間接モードでのアドレスは、4バイト単位でインクリメントされます。

図2.6 間接モードDMA転送動作詳細


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