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STN-29

CD−DAボリュームの設定について


発行番号:
STN-29
発 行 日:
95/03/15
メディア:
○共 通●CD-ROM○カートリッジ○その他
関  連:
●プログラム○ハード○マニュアル○ツール○ゲーム○バグ○その他
情報区別:
●新 規○変 更○追 加
重 要 度:
●厳 守○推 奨○参 考○その他
添付資料:
●無○有
件名補足:

内 容

■概要

 SEGASATURNアプリケーションでのCD-DAボリョームの設定は、マルチプレイヤー 画面での音楽CD再生ボリョームと大きく差が無いようにするため、CD-DAレベルを6dB 下げてください。

■対応方法

 以下に具体的な設定方法を記述します。

  1. ハードウェアに対して直接設定する場合
  2. SATURN Sound Driver を利用する場合
  3. サウンドI/Fライブラリを利用する場合

■補足

 特殊な効果を演出したい場合等、積極的にCD-DAレベルを変化させたい時には、 マルチプレイヤーでの音楽CDレベルをリファレンスとし、著しく音量差が無いよ バランスを調整してください。


1. ハードウェアに対して直接設定する場合

 操作はスロット別制御レジスタの EFSDL[2:0]を111b(-0 dB)から110b(-6 dB)にしてください。 CD-DAに関してスロット番号は左右それぞれ 16番,17番です。

左チャンネル:スロット番号16:アドレス 100200H+17H に FDH を書く。
FDHの内容は、EFSDL[2:0]=110b(送出レベル) EFPAN[4:0]=11111b(定位データ)

右チャンネル:スロット番号17:アドレス 100220H+17H に CFH を書く。
CFHの内容は、EFSDL[2:0]=110b(送出レベル) EFPAN[4:0]=01111b(定位データ)

尚、メインCPUからのアドレスは、左右それぞれ

左チャンネル=25B00200H+16H
右チャンネル=25B00200H+16H

となります。

注 意:
メインCPUからは必ずワードアクセスしてください。

参 照:
『HARDWARE MANUAL/SCSPユーザーズマニュアル』■4.1 レジスタマップ


2.「SATURN Sound Driver」を利用して設定する場合

 サウンドコントロールコマンドの CD-DA Level(コマンド番号80H)を使用します。 データは E0H (-0dB) から C0H (-6dB) に変更します。
 具体的には、Host interface work(700H) の Command Block 1 (+00H) へ以下のデータを書いてください。

データ80H00HC0HC0H
意 味COMダミー左音量右音量

 参 照:
『サウンドドライバプログラマーズガイド』
3.サウンドコントロールコマンド/●80H CD-DA LEVEL

3.サウンドI/Fライブラリを利用して設定する場合

 Function CD-DA Level設定を使用します。
設定値は左右共に 0xE0 (-0dB)から 0xC0 (-6dB) に変更します。

書 式:

SND_SetCdLev(0xC0,0xC0)

 参 照:
『プログラマーズガイド/サウンドI/Fライブラリユーザーズマニュアル』
CD-DA Level設定/SND_SetCdDaLev

以上
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