２．基本事項

2.1　パッケージ構成

　ADDCDWパッケージは以下のファイルより構成されます。

表2.1　ADDCDWパッケージ構成ファイル

ファイル	説　明
ADDCDW.EXE	追記ライトワンスシステム（CD-Rライティングソフトウェア）
ADDGEN.EXE	ADDCDWサブコマンドファイル自動生成ツール
SAMPLE.CDW	ADDCDWサブコマンドファイルのサンプル
XAOTF.BAT	オンザフライ書き込み実行バッチファイルのサンプル
MANADDCD.TXT	ADDCDW外部仕様書

2.2　動作環境

　本システムは、IBM-PC上のDOS環境で動作します。必要なハードウェア、ソフトウェアを以下に示します。

図2.1　システム構成

┌────┐　┌─────────┐　┌──────┐　　　　　　　　

│　　　　│　│　　　　┌────┤　│　ＣＤ−Ｒ　│　　┌─┐　　　

│　ＨＤ　├─┤　ＰＣ　│ＳＣＳＩ├─┤　ドライブ　├─→│○│　　　

│　　　　│　│　　　　│　　　　│　│　　　　　　│　　└─┘　　　

└────┘　└────┴────┘　└──────┘ＣＤ−Ｒディスク

表2.2　動作環境

項　目		動作条件・機種等
IBM-PC互換機		80486/33MHz以上
メモリ		8Mbyte以上
ハードディスク		600Mbyte以上（VCD推奨機種）
SCSI I/F ボード		adaptec SCSI MASTER（推奨）
CD-Rドライブ		YAMAHA CDE100/CDE102/CDR400
ＯＳ		MS-DOS Windows95（DOS窓）
ドライバ		ASPIドライバ（必須） EMM386.EXE等 SMARTDRV等
	SCSIドライバ EMSドライバ*1 ディスクキャッシュ*2
その他のソフトウェア		XBLD.EXE VCDBUILD.EXE，VCDMKTOC.EXE

※１EMSメモリを作業エリアに多く割り当てることで書き込み性能が向上。

※２MS-DOS環境下で使用する場合は必須。ファイル処理を高速化。

2.3　用語の定義

　本システムで使用する用語を定義します。

ディスク

単にディスクと書いた場合、本書ではCD-Rディスクを指します。

CDビルダ（ディスクビルダ）

ディスクイメージファイルを作成するためのツール。
XBLDやVCDBUILDを指します。

ディスクイメージファイル(DSKファイル)

CD-Rディスクに書き込む内容を、そのままハードディスクに作成したファイルです。

追記イメージファイル

ADDCDWが作業用に作成する一時ファイルです。

TOCファイル

トラック情報を記述したファイル。
拡張子を除いたファイル名本体部はDSKファイルと同じです。

パス名

ドライブ名、ディレクトリ名、ファイル名の総称です。

サブコマンド

ADDCDWに対する命令です。

マスタ用ディスク

商品版ディスクと同じ内容のディスク。
マスタ用ディスクに追記することはできません。

デバッグ用ディスク

デバッグのために作成するディスク。
複数回の全面更新、部分更新が可能です。

テストモード

CD-Rドライブのテストモードを使用して書き込むモード。
CD-Rディスクへの書き込みをシュミレーションします。

オンザフライ書き込み

ディスクのセクタイメージを作成しながらCD-Rディスクへ書き込む方式（DSKファイルが不要となる）です。