8.関数仕様-1

8.1　ディレクトリ管理

一 覧 表

Title 関数仕様

Function ファイルシステムの初期化・マウント

Function Name GFS_Init

No 1.1

　書　式

Sint32 GFS_Init(Sint32 open_max, void *work, GfsDirTbl *dirtbl)

　入　力

open_max	：同時に開くファイルの最大数(1から24まで)
work	：ライブラリのための作業領域
dirtbl	：ディレクトリ情報管理構造体

　出　力

dirtbl　 ：ディレクトリ情報管理構造体(ディレクトリ情報格納領域)

　関数値

読み込んだディレクトリ情報数。エラーが発生したときは負のエラーコードを返します。

引数のディレクトリ情報管理構造体へのポインタにNULLを指定すると、ＣＤブロック
ファイルシステムが保持しているディレクトリ情報の個数を関数値として返します。

　機　能

ファイルシステムの初期化とCD-ROMのマウント処理を行います。
dirtblの指定によりディレクトリ管理機能を指定します。

dirtbl	使用するディレクトリ管理機能
ディレクトリ管理構造体	本ライブラリのディレクトリ管理
NULL	CDブロックファイルシステムのディレクトリ管理

　備　考

1. workは４バイト境界に配置しなければなりません。

2. INT_ChgMsk関数により、SCUのレベル0-DMA終了割り込みを許可します。

3. ＣＤブロックを以下のように初期設定します。

(ECC回数とリトライ回数が最大値に設定され、それ以外はデフォルトのままです。)

・ＣＤブロックソフトリセット	：しない
・サブコードデコード	：しない
・モード２サブヘッダ認識	：す　る
・フォーム２リードリトライ	：しない
・ＣＤ−ＲＯＭデータリード	：最高速（現在は２倍速）
・スタンバイタイム	：180秒
・ＥＣＣ回数	：5回
・リトライ回数	：15回

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Title 関数仕様

Function ディレクトリ情報の読み込み

Function Name GFS_LoadDir

No 1.2

　書　式

Sint32 GFS_LoadDir(Sint32 fid, GfsDirTbl *dirtbl)

　入　力

fid	：ディレクトリファイルの識別子
dirtbl	：ディレクトリ情報管理構造体

　出　力

dirtbl：ディレクトリ情報管理構造体(ディレクトリ情報格納領域)

　関数値

読み込んだディレクトリ数。エラーが発生したときは負のエラーコードを返します。

引数のディレクトリ情報管理構造体へのポインタにNULLを指定すると、ＣＤブロック
ファイルシステムが保持しているディレクトリ情報の個数を関数値として返します。

　機　能

指定されたディレクトリファイルからディレクトリ情報を読み込みます。
dirtblの指定によりディレクトリ情報の格納先が変わります。

dirtbl	ディレクトリ情報格納領域
ディレクトリ管理構造体	dirtblのディレクトリ情報格納領域
NULL	CDブロック内のファイル管理情報領域

dirtblにNULLを指定したとき、GFS_InitでCDブロックファイルシステムを使用すると宣言しなければ、エラーとなります。ただし、dirtblにNULL以外の適切なディレクトリ情報管理構造体へのポインタを渡すことは常に可能です。

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Title 関数仕様

Function カレントディレクトリの設定

Function Name GFS_SetDir

No 1.3

　書　式

Sint 32GFS_SetDir(GfsDirTbl *dirtbl);

　入　力

dirtbl ：ディレクトリ情報管理構造体

　出　力

なし

　関数値

エラーコード。

　機　能

指定されたディレクトリ情報をカレントディレクトリに設定します。
dirtblの指定により使用するディレクトリ情報が変わります。

dirtbl	使用するディレクトリ情報
ディレクトリ管理構造体	dirtblの内容
NULL	CDブロック内のファイル管理情報

dirtblにNULLを指定したとき、GFS_InitでCDブロックファイルシステムを使用すると宣言しなければエラーとなります。ただし、dirtblにNULL以外の適切なディレクトリ情報管理構造体へのポインタを渡すことは常に可能です。

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Title 関数仕様

Function 名前からファイル識別子への変換

Function Name GFS_NameToId

No 1.4

　書　式

Sint 32GFS_NameToId(Sint8 *fname)

　入　力

fname：ファイル名

　出　力

なし

　関数値

ファイル識別子。エラーが発生したときは負のエラーコード。

　機　能

ファイル名に対応するファイル識別子を返します。

一 覧 表

Title 関数仕様

Function 識別子からファイル名への変換

Function Name GFS_IdToName

No 1.5

　書　式

const Sint8 *GFS_IdToName(Sint32 fid)

　入　力

fid：ファイル識別子

　出　力

なし

　関数値

ファイル名へのポインタ。エラーが発生したときはNULL。

　機　能

ファイル識別子に対応するファイル名へのポインタを返します。このポインタは、本ライブラリが使用している変換テーブル領域を指しています。

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Title 関数仕様

Function ディレクトリ情報の取得

Function Name GFS_GetDirInfo

No 1.6

　書　式

Sint32　GFS_GetDirInfo(Sint32 fid, GfsDirId *dirrec)

　入　力

fid ：ファイル識別子

　出　力

dirrec：ディレクトリ情報

　関数値

エラーコード

　機　能

ファイル識別子からディレクトリ情報を取得します。

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Title 関数仕様

Function ファイルシステムのリセット

Function Name GFS_Reset

No 1.7

　書　式

void　GFS_Reset(void)

　入　力

なし

　出　力

なし

　関数値

なし

　機　能

オープンしているファイルを全てクローズし、ファイルシステムをリセットします。
（ディレクトリ情報以外を初期化します。）

　備　考

ストリームシステムを使用している場合、ストリームをクローズしてから本関数を実行してください。