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PROGRAMMER'S GUIDEストリームシステムライブラリ
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ストリームシステムライブラリ

3.基本事項


3.1 用語・略語の定義

表3.1 用語一覧
用語
意味
ストリーム
サブヘッダによって区別される論理的に連続したデータ
の流れ。
ストリームキー
ストリームをCDバッファに読み込む際のキー。フレーム
アドレス範囲、ファイル番号(FN)、チャネル番号(CN)、
サブモード(SM)、コーディング情報(CI)からなります。
サブモード(SM)とコーディング情報(CI)はマスクパター
ン比較パターンが指定可能であり、
({SM|CI}&マスクパターン==比較パターン)
となるセクタを読み込みます。
ストリームグループ
複数のストリームの集合。
最終ストリーム
ストリームグループに属するストリームの中で最後に再
生されるストリーム。
ループ開始ストリーム
ストリームグループの最終ストリームを再生した後の戻
り先ストリーム。
ループ回数
最終ストリームを再生した後、ループ開始ストリームに
ピックアップを移動する回数。
転送開始FAD
CDバッファに読み込んだデータをプログラム内のバッ
ファなどに転送し始めるピックアップの位置。
転送ゲート
CDバッファに読み込んだデータをプログラム内のバッ
ファなどに転送する際のゲート。これを閉じることに
よって、ストリームのデータをCDバッファに蓄えること
ができます。

図3.1 ストリームシステムのデータフロー

┌─────────┐              
│ CDドライブ  │              
└────┬────┘              
     │ 読込み   ──┐         
     ↓         │         
┌─────────┐    │         
│ CDバッファ  │    ├ストリームアクセス
└────┬────┘    │         
     │ 取出し・転送  │         
     ↓       ──┘         
┌─────────┐              
│メインCPU領域 │              
└─────────┘              

表3.2 略語一覧
略語
意味
説明
GFS
general file system
ファイルシステム
STM
stream
ストリーム
StmGrpHn
stream group handle
ストリームグループ操作用ハンドル
StmHn
stream handle
ストリーム操作用ハンドル
TrMode
transfer mode
転送モード
bn
buffer number
バッファ区画番号
ci
coding information
コーディング情報
cn
chanel number
チャネル番号
fad
frame address
フレームアドレス
fid
file ID
ファイル識別子
fn
file number
ファイル番号
fname
file name
ファイル名
frange
fad range
再生範囲(フレームアドレス範囲)
loopstm
loop stream
ループ開始ストリーム
sinfo
sector information
セクタ情報
sm
sub mode
サブモード

3.2 名前の制限

 ストリームシステムライブラリでは、関数名、変数名、型名、マクロ名として次のような名前を使用しています。

 関数名、変数名 
 ST〜 および st〜 
型 名
St〜
マクロ名
ST〜

 ストリームシステムライブラリを使用するために必要なライブラリは、以下のグローバルシンボルを使用しています。

表3.3 各ライブラリのシンボル名
ライブラリ名
使用するシンボル
ファイルシステム
GF〜,gf〜,Gf〜
CD通信インタフェース
CD〜,cd〜,Cd〜

 アプリケーションプログラムはこれらのシンボルを使用してはいけません。


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