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PROGRAMMER'S GUIDEデバッグサポートライブラリ
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デバッグサポートライブラリ/2.リファレンス

2.2 関数仕様




Title
関数仕様
Function
デバッグ環境の初期化
Function Name
DBG_Initial
No
1
 書 式
void DBG_Initial (Uint16 *PadData, Rgb16 charColor, Rgb16 backColor)

 入 力

apPadData:専用パッドデータのポインタ
V-Blankユーザールーチンにてペリフェラルライブラリを使用して獲得したパッドデータを設定するパッドデータエリアを指定してください。
また、パッドデータは、0、1を反転して設定してください。

charColor:表示用文字色を16ビットRGBで指定します。
backColor:表示用バック画面の色を16ビットRGBで指定します。0を指定すると透明色となります。

 設定例
=== Vブランク割り込みルーチン(パッドデータ取得) ===
    PerDgtInfo  *pad;
        Uint16          PadData1;

    PadData1  = pad[0].data ^ 0xffff;

=== DBG_Initial 呼び出し側ルーチン ===
        extern Uint16          PadData1;

        DBG_Initial(&PadData1, ...);
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
デバッグサポートライブラリの初期化と、以下のプログラム例外割り込みベクタにプログラムエラー表示ルーチンのエントリを設定します。
プログラムエラー表示ルーチンは、エラーが発生した場合に上記エラー原因と現レジスタ内容、スタックエリア内容を表示して簡易モニタに制御を渡します。
 備 考
ライブラリ使用者は、最初に実行しなければなりません。



Title

関数仕様

Function

デバッグ画面の表示ON

Function Name

DBG_DisplayOn

No

2

 書 式
void DBG_DisplayOn(void)
 入 力
なし
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
デバッグ画面を表示します。



Title

関数仕様

Function

デバッグ画面の表示OFF

Function Name

DBG_DisplayOff

No

3

 書 式
void DBG_DisplayOff(void)
 入 力
なし
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
デバッグ画面を表示しません。



Title

関数仕様

Function

デバッグ画面のクリア

Function Name

DBG_ClearScreen

No

4

 書 式
void DBG_ClearScreen(void)
 入 力
なし
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
デバッグ画面に書かれたデータを消去します。



Title

関数仕様

Function

デバッグ画面カーソルセット

Function Name

DBG_SetCursol

No

5

 書 式
void DBG_SetCursol(Uint16 x,Uint16 y)
 入 力
x
:X座標
y
:Y座標
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
カーソルの位置を指定します。



Title

関数仕様

Function

デバッグ画面に文字列表示

Function Name

DBG_Printf

No

6

 書 式
void DBG_Printf(const char *control, ...)
 入 力
control
:書式を示す文字列へのポインタ
...    
:引数リスト
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
デバッグ画面に文字列を書きます。printf()と同じ使い方をします。
  例 
sample()
        {
            DBG_Printf(“%s¥n”,“SEGA”);
        }



Title

関数仕様

Function

ソフトウェアキーボードによる
キー入力処理

Function Name

DBG_GetKeyStr

No

7

 書 式
char *DBG_GetKeyStr(char *keyStr)
 入 力
keyStr:入力キーストリングリターンエリアのポインタ。
 出 力
keyStr:入力キーストリングデータ。
 関数値
指定された入力キーストリングリターンエリアのポインタ
 機 能
デバッグ画面上にソフトウェアキーボードを表示して文字列を取り込みます。
 キーパッド操作
R    
:キー選択カーソルの右移動
L    
:キー選択カーソルの左移動
U    
:キー選択カーソルの上移動
D    
:キー選択カーソルの下移動
B + R
:キーウィンドウの右移動
B + L
:キーウィンドウの左移動
B + U
:キーウィンドウの上移動
B + D
:キーウィンドウの下移動
A    
:キー選択カーソル位置の文字を入力
C    
:入力文字の削除(バックスペース)
START
:入力終了(リターン)
X    
:スプライト画面の非表示/表示
Y    
:スクロール(ノーマル0以外)画面の非表示/表示



Title

関数仕様

Function

簡易デバッグ処理

Function Name

DBG_Monitor

No

8

 書 式
void DBG_Monitor(void)
 入 力
なし
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
以下のコマンドを入力し、メモリ内容の表示変更等を行います。

[]内は省略可能で、/ はどれかを選択してください。

  1. メモリ内容の表示
    D fromAddr [toAddr/@size] [;B/W/L] <RTN>
    fromAddr
    :ダンプ開始アドレス
    toAddr  
    :ダンプ終了アドレス
    @size   
    :ダンプサイズ(HEX)
    B       
    :バイト(8ビット)表示指定
    W       
    :ワード(16ビット)表示指定
    L       
    :ロング(32ビット)表示指定
     Dコマンドのあとのコマンド入力で、<RTN>だけをキーインするとメモリダンプを続けます。

  2. メモリ内容の変更
    D toAddr [data] [;B/W/L] <RTN>
    toAddr  
    :メモリアドレス
    data    
    :変更データ(HEX)
    B       
    :バイト(8ビット)データ指定
    W       
    :ワード(16ビット)データ指定
    L       
    :ロング(32ビット)データ指定
     dataを省略すると指定アドレスからデータ変更のプロンプトが表示されますので、順次データを入力します。この時、^を入力すると変更アドレスをマイナスし、<RTN>を入力すると変更アドレスをプラスします。また、. を入力するとメモリ変更を終了します。

  3. レジスタ内容の表示

     プログラムの例外処理ルーチンから呼び出された場合のみ有効です。

  4. 簡易デバッグ処理の終了

     本ルーチンの呼び出し元に戻ります。ただし、プログラムの例外処理ルーチンから呼び出された場合は無効です。

  5. コマンドのヘルプ表示


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