概　　要

■目　的

　このライブラリは、SMPC(システムマネージメント＆ペリフェラルコントロール)の機能を利用するライブラリです。

■特　徴

• メインCPUとSMPCのインタフェースはSMPCレジスタを使用するソフトウェアハンドシェーク方式です。

■機能概要

　SMPCの機能はシステムマネージメント系、ペリフェラルコントロール系に分類することができます。

　●システムマネージメント系

　システムマネージメント系はハードウェア(CPU,サウンド等)のリセット、時計の設定、取得等を行えます。

　●ペリフェラルコントロール系

　ペリフェラルコントロール系はペリフェラルI/Fに接続するペリフェラル(周辺機器)からデータを自動収集しメインCPUに返します。

■処理概要

　SMPCとメインCPUのインタフェースは、ハンドシェークです。機能(コマンド)を実行するには、SMPCレジスタに必要なパラメータを書き込み、次にコマンドを書き込む手順を取ります。コマンドを書き込むとSMPCがコマンドに応じた処理を実行します。処理にはイントバックと非イントバックがあります。

　●イントバック

　イントバックとはSMPCにコマンドを渡した後、割り込み(SMPC割り込み)によって結果が返ってくる処理です。SMPC割り込み処理、その登録はライブラリ内部で行っています。又、SMPC割り込み処理中は他の割り込みを禁止しています。コマンド発行のタイミングは、機能によって異なります。

　●非イントバック

　非イントバックとはSMPCにコマンドを渡すのみの処理です。ライブラリ関数ではSMPC処理が終了するのを待ちます。(各SMPC処理時間の詳細はSMPCユーザーズマニュアルを参照してください)
この処理で使用できる機能は、コマンドを渡した後、結果を受け取る必要がない機能(リセット等)です。以下に各機能で使用できる処理系を示します。

	イントバック	非イントバック
システムマネージメント	○	○
ペリフェラルコントロール	○	×

○：処理あり、×：処理なし