English

 前のページへ戻るメニューに戻る


3>警告メッセージ及びシーケンス

初期化チェック・存在/容量チェック・ロード・セーブの各処理に伴って、以下に示す警告メッセージを必ず用意する。主要な用語については基準用語集に示したものを使用し、特に“禁句”をメッセージ内で使用しないように注意すること。

初期化チェック時のメッセージ例

<警告メッセージ(1)>
本体RAMもしくはカートリッジRAMが初期化されていない場合

=本体BOOT ROMでの表現=

全部消す(初期化)
「本体の全ての記録を消します。よろしいですか?(初期化)」
「本体の全ての記録を消しました。(初期化しました。)」
「初期化できませんでした。」

=推奨例=

「本体RAMのバックアップの準備がまだできていません。(初期化されていま せん)」
「本体RAMの全ての記録を消します。(初期化します)よろしいですか?  はい いいえ 」
「本体RAMの全ての記録を消しました。(初期化しました)」
「本体RAMの全ての記録を消すことができませんでした。(初期化できません でした)」
「セガサターン本体の保存データ管理画面で、全ての記録を消してください。(初期化してください)」
「LボタンまたはRボタンを押したままリセットボタンを押すと、セガサターン 本体の保存データ管理画面へ進みます。」

“初期化”という言葉は常に括弧扱いとし、単独で使用することは禁止する。
※「本体(RAM)」←→「カートリッジ(RAM)」

存在/容量チェック時のメッセージ例

<警告メッセージ(2)>

新たにセーブする容量が確保できない場合。既に存在する記録を犠牲にする以外にセーブするすべがないため、その旨を伝える必要がある。また同時にこのゲームで使用する容量のインフォも行う必要がある。

=推奨例=

「新しい記録を保存するための空き容量がありません。このままゲームをスタートした場合、前の記録を消さない限り新しい記録を保存することはできません。」
「新しい記録を保存するためには***の空き容量が必要です。」
「セガサターン本体の保存データ管理画面で、他のゲームの記録を消すかまたはカートリッジRAMにコピーして、ゲームを再スタートして下さい。LボタンまたはRボタンを押したままリセットボタンを押すと、保存データ管理画面へ進みます。」

※ゲーム性上、記録の更新が行われても問題無しと判断される場合は不要。

<警告メッセージ(3)>

ゲームデータは無く、空き容量も無い。つまり全くセーブ機能が使えない場合
この場合でもユーザーの判断でゲームをプレイできる(当然セーブ機能は使えない)ようにしておかなければならない。また同時にこのゲームで使用する容量のインフォも行う必要がある。

=推奨例=

「このままゲームを開始した場合、記録を保存することはできません。ゲームを開始しますか? はい いいえ 」
「このゲームの記録を保存するためには***の空き容量が必要です。」
「セガサターン本体の保存データ管理画面で、他のゲームの記録を消すかまたはカートリッジRAMにコピーして、ゲームを再スタートして下さい。」
「LボタンまたはRボタンを押したままリセットボタンを押すと、セガサターン本体の保存データ管理画面へ進みます。」

<コンティニュー選択不可処理>

ゲームの記録が無いためコンティニューができない場合、つまり購入直後の初期状態。コンティニューの項目を選択できないようにするか、もしくはゲームデータ選択画面(ロード画面)そのものをスキップするなどの対処が必要である。

ロード時のメッセージ例

<警告メッセージ(4)>

読み込みに失敗した場合、データ内容が壊れていた場合などの、ロード時の異常に対する警告。ロードできなかった旨もしくは、その記録が使用できない旨を伝える。

=推奨例=

「記録を正しく読み込むことができませんでした。」
「ロードに失敗しました。」
「この記録でゲームをスタートすることはできません。」
「この記録は使用できません。」

※“壊れている”等、ハードの故障と混同する可能性のある表現は使用しない。

セーブ時のメッセージ例

<警告メッセージ(5)>

書き込みに失敗した場合、容量がいっぱいでセーブできなかった場合などの、セーブ時の異常に対する警告。容量がいっぱいの場合は、そのゲームで使用する容量のインフォを行わなければならない。

=推奨例=

「記録を正しく保存することができませんでした。もう一度やり直して下さい。」
「このゲームの記録を保存するためには***の空き容量が必要です。」
「セガサターン本体の保存データ管理画面で、他のゲームの記録を消すかまたはカートリッジRAMにコピーして、ゲームを再スタートして下さい。」
「LボタンまたはRボタンを押したままリセットボタンを押すと、セガサターン本体の保存データ管理画面へ進みます。」

<警告メッセージ(6)>

セーブ中に、本体の電源をOFFしないよう促す警告。ゲームシーケンス中適当なところで表示するか、取扱説明書に明記するのが望ましい。

=推奨例=

「ゲームの記録を保存中です。電源を切ると記録を正しく保存できない恐れがあります。」

参考1)消去/コピー時のメッセージ例

=本体BOOT ROMでの表現=

No. 名前 コメント 使用量  本体の空き容量(単位なし)選んで消す

カートリッジにコピー

参考2)バックアップツール内使用用語(ライブラリ提供のバックアップユティリティ)

図 別冊1-2.初期化チェック・存在/容量チェック処理シーケンス

図 別冊1-3.ロード処理シーケンス

図 別冊1-4.セーブ処理シーケンス


 前のページへ戻るメニューに戻る