セガサターン用
スクロール(VDP2)
データフォーマット

ページテーブルは、マップを構成するページ番号の配列を、横方向優先でメモリ上に連 続して格納されることにより構成されます。

SEGA2Dファイルにおけるマップデータは、セガサターンのマップデータとは若干、解釈 が異なるので注意が必要です。(1プレーン＝1ページとすることで同等になります。)

パターンネームテーブルは、「キャラクタコントロールデータ」・「パターンネーム補 助データ」によって設定される「パターンネームデータサイズ」・「キャラクタサイ ズ」よって、サイズや配列が変わります。

パターンネームデータは、セガサターンのパターンネームデータに準じています。

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　キャラクタ　　　　　　サイズ
│　　　　未使用　　　　　　　　│　色　数　│　未使用　│　│
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│−│−│−│−│−│−│−│−│２│１│０│−│−│−│Ｓ│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　│　│　　　　　　　└─ SZ :  0=１セル×１セル
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　│　│　　　　　　　　　       1=２セル×２セル
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　│　│　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　└─┴─┴───────── CN :000=16色
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     001=256色
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     011=32768色
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
　　　　　　　　　　　　　　未　使　用　　　　　　　　　　　│
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│−│−│−│−│−│−│−│−│−│−│−│−│−│−│−│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│　　　│　　未使用　　│　　パターンネーム補助データ　　　│
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│Ｐ│Ｎ│−│−│−│−│０│０│０│０│０│０│０│０│０│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
　│　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　│　└─ NSM：キャラクタ番号補助モード
　│　　　      0=10bit
　│　　　      1=12bit
　│　　　
　└─── PNB：パターンネームデータサイズ
　　　　　      0=1ワード
　　　　　      1=2ワード

• VF=上下反転フラグ
• HF=上下反転フラグ
• PR=特殊プライオリティビット
• CC=特殊カラー演算ビット

パレット番号は、16色を1単位として表現します。

キャラクタ番号は、キャラクタパターンテーブル(キャラクタデータ項参照)のオフセッ トアドレスを$20単位で指定します。従ってキャラクタサイズ・キャラクタ色数によっ て、1キャラクタ当りの占有数が以下の様に変わります。

SEGA2Dファイルでは、パターンネーム補助データを構成するビットを全て0に固定してい ます。その為、使用できるキャラクタ数やパレット等に制限が加わるので、注意が必要 です。

ＭＳＢ
│反転機能　│特殊機能　│未使用　　　　　　　　　　　│パレット番号　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│ＨＦ│ＶＦ│Ｐｒ│ＣＣ│−−│−−│−−│−−│−−│６　│５　│４　│３　│２　│１　│０　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│　　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│−−│１４│１３│１２│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│１　│０　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│反転機能　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│３　│２　│１　│０　│ＶＦ│ＨＦ│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│１　│０　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│キャラクタ番号　                        　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│３　│２　│１　│０　│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│１　│０　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│反転機能　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│−−│６　│５　│４　│ＶＦ│ＨＦ│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│１　│０　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│−−│６　│５　│４　│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│１　│０　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│反転機能　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│３　│２　│１　│０　│ＶＦ│ＨＦ│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│３　│２　│１　│０　│１３│１２│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│反転機能　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│−−│６　│５　│４　│ＶＦ│ＨＦ│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│パレット番号　　　　　│キャラクタ番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│−−│６　│５　│４　│１３│１２│１１│１０│９　│８　│７　│６　│５　│４　│３　│２　│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

セルデータは、キャラクタサイズによって以下のように配置されます。

┌───┬───┬───┬───┬───┬
│セル０│セル１│セル２│セル３│セル４│
├───┼───┼───┼───┼───┼
│・・・│・・・│・・・│・・・│・・・│
├───┼───┼───┼───┼───┼
│・・・│・・・│・・・│・・・│・・・│
├───┼───┼───┼───┼───┼

 |セル0=キャラクタ0|
 |セル1=キャラクタ1|
 |セル2=キャラクタ2|
 |セル3=キャラクタ3|
 |セル4=キャラクタ4|
 |セル5=キャラクタ5|
 |セル6=キャラクタ6|
 | ･･･････････････ |

┌───┬───┬───┬───┬───┬
│セル０│セル１│セル４│セル５│セル８│
├───┼───┼───┼───┼───┼
│セル２│セル３│セル６│セル７│・・・│
├───┼───┼───┼───┼───┼
│・・・│・・・│・・・│・・・│・・・│
├───┼───┼───┼───┼───┼

 --------------------
 |セル0|　　　　　  |
 |セル1|キャラクタ0 |
 |セル2|　　　　　  |
 |セル3|　　　　　  |
 --------------------
 |セル4|　　　　　  |
 |セル5|キャラクタ1 |
 |セル6|　　　　　  |
 |セル7|　　　　　  |
 --------------------
 | ･･･ |・・・・・  |

　　０　１　２　３　４　５　６　７　
　┌───┬───┬───┬───┐
０│＋００│＋０１│＋０２│＋０３│
　├───┼───┼───┼───┤
１│＋０４│＋０５│＋０６│＋０７│
　├───┼───┼───┼───┤
２│＋０８│＋０９│＋０ａ│＋０ｂ│
　├───┼───┼───┼───┤
３│＋０ｃ│＋０ｄ│＋０ｅ│＋０ｆ│
　├───┼───┼───┼───┤
４│＋１０│＋１１│＋１２│＋１３│
　├───┼───┼───┼───┤
５│＋１４│＋１５│＋１６│＋１７│
　├───┼───┼───┼───┤
６│＋１８│＋１９│＋１ａ│＋１ｂ│
　├───┼───┼───┼───┤
７│＋１ｃ│＋１ｄ│＋１ｅ│＋１ｆ│
　└───┴───┴───┴───┘

　　　０　　　１　　　２　　　３　　　４　　　５　　　６　　　７　　
　┌───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┐
０│＋００│＋０１│＋０２│＋０３│＋０４│＋０５│＋０６│＋０７│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
１│＋０８│＋０９│＋０ａ│＋０ｂ│＋０ｃ│＋０ｄ│＋０ｅ│＋０ｆ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
２│＋１０│＋１１│＋１２│＋１３│＋１４│＋１５│＋１６│＋１７│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
３│＋１８│＋１９│＋１ａ│＋１ｂ│＋１ｃ│＋１ｄ│＋１ｅ│＋１ｆ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
４│＋２０│＋２１│＋２２│＋２３│＋２４│＋２５│＋２６│＋２７│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
５│＋２８│＋２９│＋２ａ│＋２ｂ│＋２ｃ│＋２ｄ│＋２ｅ│＋２ｆ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
６│＋３０│＋３１│＋３２│＋３３│＋３４│＋３５│＋３６│＋３７│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
７│＋３８│＋３９│＋３ａ│＋３ｂ│＋３ｃ│＋３ｄ│＋３ｅ│＋３ｆ│
  └───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘

　　　０　　　１　　　２　　　３　　　４　　　５　　　６　　　７　　
　┌───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┐
０│＋００│＋０２│＋０４│＋０６│＋０８│＋０ａ│＋０ｃ│＋０ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
１│＋１０│＋１２│＋１４│＋１６│＋１８│＋１ａ│＋１ｃ│＋１ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
２│＋２０│＋２２│＋２４│＋２６│＋２８│＋２ａ│＋２ｃ│＋２ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
３│＋３０│＋３２│＋３４│＋３６│＋３８│＋３ａ│＋３ｃ│＋３ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
４│＋４０│＋４２│＋４４│＋４６│＋４８│＋４ａ│＋４ｃ│＋４ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
５│＋５０│＋５２│＋５４│＋５６│＋５８│＋５ａ│＋５ｃ│＋５ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
６│＋６０│＋６２│＋６４│＋６６│＋６８│＋６ａ│＋６ｃ│＋６ｅ│
　├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
７│＋７０│＋７２│＋７４│＋７６│＋７８│＋７ａ│＋７ｃ│＋７ｅ│
  └───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘

カラーテーブルは、パレットを構成する「カラーデータ」が、メモリ上に連続して格納 されることにより構成されます。

開始パレット番号は、1色(1カラーデータ)1単位で指定されます。

ＭＳＢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＬＳＢ
│　│　　　　Ｂ　　　　│　　　　Ｇ　　　　│　　　　Ｒ　　　　│
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│−│４│３│２│１│０│４│３│２│１│０│４│３│２│１│０│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

アトリビュートデータに該当するセガサターンのハードウェア機能は、特に存在しませ ん。アプリケーションソフトで、キャラクタテーブルに1対1対応した何らかの情報が必 要な場合、このフィールドを利用します。