１．はじめに

■SS Monitorとは...

　「SS Monitor」は、「CartDev」システムを介して、アプリケーション・ターゲット（DevSaturn）間のダイナミックなデータ通信プロトコルをサポートします。
ユーザは、この通信プロトコルに対応したアプリケーションを使用することによって、「Sega Saturn」をあたかも、PCの外部機器であるかのように扱うことが可能となります。

■SS Viewerについて

　「SS Monitor」は起動時に、汎用ビューワプログラム「SS Viewer」を実行します。
SSSDKグラフィックツールはアプリケーション間通信によって、「SS Viewer」の予約されたメモリマップにデータ（あるいはコマンド）を転送することによって、ターゲットへの表示機能を実現しています。

「SS Viewer」は、以下の表示機能をサポートしています。

1. 3Dオブジェクト
2. 3Dアニメーション
3. ノーマルスクロール
4. 回転スクロール（３軸）
5. ビットマップ

■SS Debugについて

　「SS Debug」は、起動時に「SS Viewer」を実行しない代わりに、より詳細にターゲットシステムをコントロールすることが可能になります。開発に「SS Viewer」以外のユーザカスタムの表示プログラムを利用したい場合は、「SS Debug」の利用を推奨します。

注　意	「SS Debug」は、SSSDKグラフィックツールで直接利用することはできませんので注意が必要です。

■トラブルシューティング

●「SS Viewer」の暴走

　「SS Viewer」がSSSDKグラフィックツールに反応しなくなった場合、以下の手順で再起動することができます。

1. 「コントロール」→「リセット」
2. 「ファイル」→「モニタロード」
3. 「コントロール」→「ビューワ実行」