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HARDWARE ManualSCUユーザーズマニュアル
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SCUユーザーズマニュアル/第4章 DSP制御

■4.4 特殊処理の実行

 DSPは、以下に示す特殊処理を実行することができます。

  1. DMA命令によるプログラムのロード方法
  2. 1命令の繰り返し実行
  3. サブルーチンプログラムの実行

◆DMA命令によるプログラムのロード方法

 前に、プログラムのロード方法として、CPUからのロードを説明しましたが(2.3項参照)、 DSPのDMA命令を使用しても、DSPのプログラムRAMにプログラムをロードすることができます。
 以下のようなフォーマットでプログラムのロードは実行されます。

	MVI	Imm,[RA0]	;外部メモリ転送開始アドレスのセット
	DMA	D0,[PRG],SImm	;転送ワード数のセット、転送開始
	MVI	Imm,[PC]	;プログラム実行先頭アドレスのセット
  

◆1命令の繰り返し実行

 以下に、1命令の繰り返し実行のフォーマットを示します。 1命令繰り返し実行命令(LPS命令、4.5項『命令』LOOP BOTTOM命令部参照)は、次の命令を繰り返し実行するものです。 繰り返し回数は、設定した値より1回多く実行します。

	MVI	Imm,[LOP]	;繰り返し回数のセット
	LPS			;繰り返し実行指令
	###			;この命令が繰り返し実行される。
  

◆サブルーチンプログラムの実行

 DSPのプログラム(ニーモニック)には、サブルーチンの実行専用の命令はありません。 [PC]へのLoad immediate命令と、LOOP BOTTOM命令を組合せて図4.4に示すような形でサブルーチンを実現しています。

図4.4 サブルーチンプログラムの実行


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