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HARDWARE ManualSMPCユーザーズマニュアル
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SMPCユーザーズマニュアル/第2章 SMPCコマンド

■2.5 RTCコマンド

 RTCコマンドの詳細を表形式で示します。各コマンドの表の見方および注意事項は以下の通りです。また、全てのコマンドにおいてステータスフラグを使用することで、コマンドの二重発行が管理できます。

 ●SMPC割り込み
 "発生"と記述されているものは、コマンド終了時にSCU経由にてSH-2に対してSMPC割り込みを発生します。また、SCUの設定により、割り込みのイネーブル/ディセーブルが可能です。

 ●IREG、OREG

 ステータスフラグ(SF)と併用することにより、

 を判断することができます。

 ●実行時間
 SMPC内部ファームウェアのステップ数から計算した実行時間を示しています。RTCインクリメント等の内部タスクと衝突した場合は、コマンド実行時間が変化するので、最小値および最大値の範囲で記述しています。


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No.1

SETTIME

時刻設定

コマンドコード 16H
SMPC割込  発生不可
IREG    0〜6
OREG    31
実行時間    max=xxx
        min=70μsec

機能内容
RTC時刻を設定します。

コマンドパラメータ
 bit7bit6bit5bit4bit3bit2bit1bit0
OREG020100001H西暦年号千位(BCD)西暦年号百位(BCD)
OREG120100003H西暦年号十位(BCD)西暦年号一位(BCD)
OREG220100005H曜日(16進) 注1月(16進) 注2
OREG320100007H日十位(BCD)日一位(BCD)
OREG420100009H時十位(BCD)時一位(BCD)
OREG52010000BH分十位(BCD)分一位(BCD)
OREG62010000DH秒十位(BCD)秒一位(BCD)

注1
曜日日曜月曜火曜水曜木曜金曜土曜
 値 0H1H2H3H4H5H6H

注2
 月 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
 値 1H2H3H4H5H6H7H8H9HAHBHCH

リザルトパラメータ
OREG31 bit7bit6bit5bit4bit3bit2bit1bit0
2010005FH

備考
●時刻はSMPCコールドリセット時「1993年12月31日金曜日23時59分59秒」に初期化され、カウントを開始します。

SMPCコールドリセットは、以下の条件で発生します
  1. セガサターン背面電池ボックス内リセットスイッチを押したとき
  2. バッテリ未装着時または消耗時に主電源を投入(ON)したとき
  3. 電源OFF中に電池が投入されたとき

●実際に存在しないデータ、7以上の曜日、13以上の、月に対応しない日付(閏年補正は2099年まで補正)、24以上の時刻、60以上のおよびを設定した場合には、設定値およびその後のカウントが不定となります。

●SETTIMEコマンド発行中に電源が切断(OFF)されると、

  1. SETTIMEコマンドの内部処理が電源OFFシーケンスより先に実行できた場合は、全データが更新されます。
  2. 電源OFFシーケンスが先に実行された場合は、コマンド発行前のデータが保持されます。


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