■7.6　変形スプライト描画コマンド

• エンドビットを0Bに、コマンド選択ビットを0010Bに設定すると、変形スプライト描画コマンドになります。

• ジャンプ形式を指定します。ジャンプ形式がアサインまたはコールのとき、次に処理するコマンドテーブルのアドレスを8Hで割ってCMDLINKに設定します。

• キャラクタパターンの読み出し方向を設定します。読み出し方向の指定で上下反転、左右反転させて描画することができます。読み出し方向の指定と、頂点(A)、頂点(B)、頂点(C)、頂点(D)の指定とで反転を2重に指定した場合は、反転が相殺されて元に戻り。

• ハイスピードシュリンクを設定します。精度優先または速度優先を指定します。

• プリクリッピングを設定します。クリッピングエリアとパーツの描画位置を考えて、有効か無効を指定します。

• ユーザクリッピング有効ビットとクリッピングモードを指定します。クリピングモードでユーザクリッピングを外側にするか内側にするかを指定します。

• メッシュ有効、エンドコード無効、透明ピクセル無効を設定します。VDP2でシェードまたはウィンドウ処理をするMSBオンを設定します。

• キャラクタパターンを定義したカラーモードを設定します。カラーモードがカラーバンクモードのとき、カラーバンクを指定します。ルックアップテーブルモードのときカラールックアップテーブルのアドレスを8Hで割って定義します。

• 色演算を指定します。色演算はRGBモードのとき有効です。色演算しない場合はリプレースを指定します。グーローシェーディング処理をするときはグーローシェーディングのアドレステーブルを8Hで割って指定します。 グーローシェーディング処理はRGBモードのとき有効です。

• キャラクタパターンテーブルのアドレスを8Hで割ってCMDSRCAに定義します。キャラクタパターンテーブルに定義したキャラクタサイズの横と縦をCMDSIZEに定義します。横のサイズは8で割った値を定義します。

• 描画する領域の左上座標を頂点(A)(CMDXA, CMDYA)に、右上座標を頂点(B)(CMDXB, CMDYB)に、右下座標を頂点(C)(CMDXC, CMDYC)に、左下座標を頂点(D)(CMDXD, CMDYD)に定義します。 4つの頂点の位置関係は任意なので、頂点(A)、頂点(B)、頂点(C)、頂点(D)指定で、拡大縮小、伸縮、回転、ねじれを指定して描画することができます。上下反転、左右反転させることもできます。

• 補足：2頂点を同一座標にセットすると、スプライトは三角形で描画されます。4頂点を同一座標にセットすると、スプライトは1ピクセルで描画されます。