■7.8　ポリライン描画コマンド

• エンドビットを0Bに、コマンド選択ビットを0101Bに設定すると、ポリライン描画コマンドになります。

• ジャンプ形式を指定します。ジャンプ形式がアサインまたはコールのとき、次に処理するコマンドテーブルのアドレスを8Hで割ってCMDLINKに設定します。

• プリクリッピングを設定します。クリッピングエリアとパーツの描画位置を考えて、有効か無効を指定します。

• ユーザクリッピング有効ビットとクリッピングモードを指定します。クリピングモードでユーザクリッピングを外側にするか内側にするかを指定します。

• メッシュ有効を設定します。メッシュが有効のとき、ポリラインの位置、形により、全体が描画されないことがあります。

• VDP2でシェードまたはウィンドウ処理をするMSBオンを設定します。

• カラーモードに000Bを設定します。カラーコードをノンテクスチャカラー(CMDCOLR)に設定します。

• 色演算を指定します。色演算はノンテクスチャカラーがRGBモードのとき有効です。色演算しない場合はリプレースを指定します。グーローシェーディング処理をするときはグーローシェーディングテーブルのアドレスを8Hで割って指定します。 グーローシェーディング処理はノンテクスチャカラーがRGBモードのとき有効です。

• ポリラインで、半透明処理を行う場合、各頂点は2本のラインが重なりますので、結果的に半透明が2度かかり、元絵3/4＋下地1/4になります。

• ポリラインで、シャドウ処理を行う場合、各頂点は2本のラインが重なりますので、結果的にシャドウが2度かかり、輝度が1/2になります。

• 描画する四角形の左上座標を頂点(A)(CMDXA, CMDYA)に、右上座標を頂点(B)(CMDXB, CMDYB)に、右下座標を頂点(C)(CMDXC ,CMDYC)に、左下座標を頂点(D)(CMDXD, CMDYD)に定義します。 4つの頂点の位置関係は任意なので、頂点(A)、頂点(B)、頂点(C)、頂点(D)の指定で、回転、ねじれを指定して描画することができます。

• 補足：２頂点を同一座標にセットすると、ポリラインは三角形で描画されます。４頂点を同一座標にセットすると、ポリラインは１ピクセルで描画されます。