STN-52

バックアップライブラリ作業領域サイズ

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内　容

■変数領域の破壊

　バックアップライブラリの作業領域を8192バイト分確保した場合以下の条件で他の変数領域 が破壊される可能性があります。

1. 最大サイズのデータを作成した場合
2. ブロックアクセステーブル(2048ブロック)の最後の30ブロックを使用した場合

　これは、ブロックアクセステーブルが8192バイト(2048ブロック)使用してしまい、 バックアップライブラリの使用する変数領域120バイト分不足するため、ブロックアクセステー ブルの最後120バイト(30ブロック)分が他の変数領域を破壊してしまうためです。

　　　　変更前　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変更後　　　　　　　　　　　
＋−−−−−−−−−−＋−−−−−−−−−−　＋−−−−−−−−−−＋−−−−−−
｜　　　変数領域　　　｜　　　　↑　　　　　　｜　　　変数領域　　　｜　　　　↑　
｜　＝１２０バイト　　｜　　　　　　　　　　　｜　＝１２０バイト　　｜　　　　	　
＋−−−−−−−−−−＋　　　　　　　　　　　＋−−−−−−−−−−＋　　　　　　
｜　　　　　↑　　　　｜　　定義サイズ　　　　｜　　　　　↑　　　　｜　　　　　　
｜　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　｜　　　　　　
｜　ブロックアクセス　｜　＝８１９２バイト　　｜　ブロックアクセス　｜　　定義サイズ
｜　　　テーブル　　　｜　　　　　　　　　　　｜　　　テーブル　　　｜　　　　　　
｜　＝８１９２バイト　｜　　　　↓　　　　　　｜　＝８１９２バイト　｜　＝８３１２バイト
＋　−　−　−　−　−＋−−−−−−−−−−　＋　　　　　　　　　　＋　　　　　　
｜　　　　　　　　　　｜←この部分が破壊されて｜　　　　　　　　　　｜　　　　　　
｜　　　　　↓　　　　｜　しまう。　　　　　　｜　　　　　↓　　　　｜　　　　↓　
＋−−−−−−−−−−＋　−　−　−　−　−　＋−−−−−−−−−−＋−−−−−−

注：「変数領域=120byte」はバックアップライブラリが使用する変数領域です。

■対策

　バックアップライブラリの使用する作業領域を8312バイト確保してください。
　このうちわけは、

• ブロックアクセステーブル 2048個ｘ4　8192バイト(2048ブロック分)
• バックアップライブラリの変数領域　　120バイト(30ブロック分)

の合計 8312バイトです。

	ブロックアクセステーブルはロングワードアクセス(4バイト)でおこなうので　Uint32　で定義してください。

■例

Uint32　BackUpRamWork[2048+30];