English
INDEX ▲ |STN-47 |STN-48 |STN-49 |STN-50 |STN-51 |STN-52

STN-50

ツインスティック・ユーザーズマニュアル Ver0.90


発行番号:
STN-50
発 行 日:
96/11/07
メディア:
○共 通○CD-ROM○カートリッジ○その他
関  連:
○プログラム○ハード○マニュアル○ツール○ゲーム○バグ○その他
情報区別:
○新 規○変 更○追 加
重 要 度:
○厳 守○推 奨○参 考○その他
添付資料:
○無○有
件名補足:

内 容


ツインスティック・ユーザーズマニュアル

Ver.0.90

■概要

 ツインスティックは、セガ業務用ゲーム「電脳戦機バーチャロン」のコントロール パネルを模したセガサターン専用の新ペリフェラルです。外観は、スタートボタンと 2本のスティックからなっており各スティックにはそれぞれ1トリガ、1ボタンが配 置されています。
 トリガは人差し指での操作位置、ボタンは親指での操作位置になります。また、ス タートボタンの位置は、ベースユニットの左奥の位置になっています。
(添付資料参照)

■ペリフェラル仕様

 ●ハード仕様
 ツインスティックのペリフェラル仕様はセガサターン標準パットを同一です。

 ●キーレイアウト
 セガサターン標準パットとツインスティックのレバー、ボタンの対応は次のようになってます。
表1.標準パットとのキー互換表
左スティック右スティック
対応キー(ツイン)ボタン名(標準)対応キー(ツイン)ボタン名(標準)
トリガ Lボタン トリガ Aボタン
ボタン Rボタン ボタン Cボタン
↑(上) 上キー ↑(上) Yボタン
↓(下) 下キー ↓(下) Bボタン
→(右) 右キー →(右) Zボタン
←(左) 左キー ←(左) Xボタン

注意:ボタン名は、標準パットのボタン名で記述します。

■対応ペリフェラルキャラクタコード

 SYSTEM ID 内の「対応ペリフェラル(開始アドレス:50H)」には“J”を記述します。 これは、セガサターン標準パットと同じコードです。

例:セガサターン標準パット+ツインスティックを使用した場合。

”J△△△△△△△△△△△△△△△” “△”=スペース(20H)

 ●ROM納品書の記入について
 ROM納品書の対応周辺機器欄には、ツインスティック対応の欄がありませんので備考欄に「ツインスティック対応」と記入してください。

■ツインスティックデータフォーマット

 データフォーマットはセガサターン標準パットと同一です。

デジタルモードのデータフォーマット
bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
ペリフェラルID
1stデータ RightLeft Down Up StartATRG CTRG BTRG
2ndデータ RTRG XTRG YTRG ZTRG LTRG

 ●サターンペリフェラルID = 02H
サターンペリフェラルタイプ・・・0H(デジタルデバイス)
データサイズ・・・・・・・・・・2H(2バイト)

 ●各データの説明
  • Right,Left,Down,Up,Start,ATRG,CTRG,BTRG,RTRG,XTRG,YTRG,ZTRG,LTRG
    ボタンを押した時に「0」になります

  • ・Right,Left,Down,Up
    左スティックのレバー(右,左,下,上)です

  • ・LTRG
    左スティックのトリガです

  • ・RTRG
    左スティックのボタンです

  • ・ZTRG,XTRG,BTRG,YTRG
    右スティックのレバー(右,左,下,上)です

  • ・ATRG
    右スティックのトリガです

  • ・CTRG
    右スティックのボタンです

    2nd Dataの bit2〜bit0の3ビットは拡張データなのでアプリケーションでは使用しないでください。
    (データフォーマットでは”1”となっていますが”1”を期待するプログラミングはせずこのデータはマスクして使用してください。)

    ■ツインスティック対応アプリケーション作成上の注意

     ●1.サターン標準パッドとの判別について
     本ペリフェラルは標準パットと電気的には同等のため、アプリケーションからの自動判別はできません。

     <推奨仕様>
     標準パット/ツインスティックを判別するためにオプション設定画面にてユーザーによる使用ペリフェラル選択項目を追加することを薦めます。

     ●2.ソフトリセット機能について
     ツインスティックでのソフトリセット操作は、次のように定義します。

     <操作>
    ・右スティックの“↓”(レバーを手前の引く):(標準パッドのBボタンに対応)
    ・右スティックのトリガオン        :(標準パッドのAボタンに対応)
    ・右スティックのボタンオン        :(標準パッドのCボタンに対応)
    ・スタートボタンを押す          :(標準パッドのSTARTボタンに対応)

     以上の4つのキーが押された場合は、ソフトリセットを行うようにプログラムしてください。 ソフトリセットの仕様は「ソフトウェア作成基準/リセット」に準じてください。

     ●3.四方向同時押し対策について
     ツインスティック対応アプリケーションでは、左スティックだけで無く、右側スティックの上下キーおよび左右キーの同時押しを考慮してプログラムを作成する必要があります。

     <右スティックにて同時押しが発生する状況>
     キーコンフィグ設定が、「ツインスティックモード」で、かつ実際に接続されたペリフェラルが「標準パッド」である場合に

  • 標準パッドの「Yボタン」と「Bボタン」の同時押し→上下同時押し
  • 標準パッドの「Xボタン」と「Zボタン」の同時押し→左右同時押し

     が発生します。しだがってアプリケーション作成時には、このような入力に対してもハングアップや異常な動作などが起きないように注意してください。

    ■ツインスティック外観図

  • 以上
    INDEX ▲ |STN-47 |STN-48 |STN-49 |STN-50 |STN-51 |STN-52
    Copyright SEGA ENTERPRISES, LTD., 1997