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PROGRAMMER'S GUIDEXBLDユーザーズマニュアル
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XBLDユーザーズマニュアル

3.システムの機能


 XBLDは、CD-Rディスクへの書き込みや、CDエミュレーションを行うために必要なファイルを出力する機能を備えます。以下にXBLDの機能を示します。

3.1 CD作成用ディスクイメージの出力

 CDを作成するために必要なDSKファイル(ディスクイメージ)とTOCファイルを出力します。
 ラインワンスシステムは、XBLDより出力されたDSKファイル、TOCファイルを使い、CD-Rディスクへの書き込みを行います。

  1. r、p、otiサブコマンドを指定しないときの動作モードです。

  2. DSKファイルはVCDBUILDと同等のものを出力するので、ライトワンスシステムとしてADDCDW、SEGACDWのどちらでも使うことができます。

  3. XBLDはどの動作モードにおいてもTOCファイルを出力します。
    (VCDMKTOCを使いTOCファイルを作成する作業は不要)

図3.1 CD作成用ディスクイメージの出力

3.2 リアルタイムエミュレーション用ファイルの出力

 リアルタイムエミュレーションモードでCDエミュレーションを行うために必要なファイルを出力します。 (リアルタイムエミュレーションは、チャネルインタリーブのように複雑なセクタ配置を含むCD、MPEG機能などのリアルタイム処理が必要なCDについても、CDエミュレーションが可能です)

  1. リアルタイムエミュレーションを行うときは、XBLDの「rサブコマンド」を指定します。

  2. VCDUTLによるCDイメージ部分更新機能もまた利用できます。

図3.2 リアルタイムエミュレーション用ファイルの出力

3.3 ダイレクトDOSファイルアクセス用ファイルの出力

 ダイレクトDOSファイルアクセスによるCDエミュレーションを行うために必要なファイルを出力します。(ダイレクトDOSファイルアクセスモードでは、ディスクイメージを作成する必要はなく、CDエミュレーション実行時にソースファイルをセクタイメージに編集している。そのため、負荷のかかるインタリーブ機能やMPEG機能などを含むCDをエミュレーションできません。)

  1. ダイレクトDOSファイルアクセスを行うときは、XBLDの「pサブコマンド」を指定します。

図3.3 ダイレクトDOSファイルアクセス用ファイルの出力

3.4 オンザフライ書き込み用ファイルの出力

 ライトワンスシステム「ADDCDW」と連携して、オンザフライ書き込みが行えます。
 オンザフライ書き込みはディスクイメージファイルを必要としないので、作業時間の短縮とハードディスク容量の節約ができます。
 XBLDはスクリプトファイルからディスク構造を解析し、SCTファイル、PVDファイル、OTIファイル、TOCファイルを出力します。
 ADDCDWはこれらのファイルと、プログラム・データのソースファイルより、ディスクのセクタイメージを作成しながらCD-Rディスクへの書き込みを行います。

  1. オンザフライ書き込みを行うときは、XBLDの「otiサブコマンド」を指定します。

図3.4 オンザフライ方式での書き込みイメージ


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