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PROGRAMMER'S GUIDEXBLDユーザーズマニュアル
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XBLDユーザーズマニュアル

5.使用方法


5.1 セットアップ

 (1)DOSエクステンダ版(XBLD)
 DOSエクステンダ「DOS4GW.EXE」を、カレントまたはパスの通ったディレクトリにコピーします。

 (2)32ビット版(XBLD32)
 Windows95のDOS窓を開き、XBLDを起動する準備をします。
(MS-DOSモードでは動作しないので注意してください)

5.2 起動方法

 DOSのプロンプトから以下の形式のコマンドを入力します。オプションの前には、ハイフン「-」またはスラッシュ「/」が必要です。
(32ビット版XBLDを使う場合は、XBLDをXBLD32と置き換えて入力してください)



C:>xbld [-オプション ...]  [スクリプトファイル名]

 オプションには、サブコマンド、あるいはサブコマンドファイルを指定します。
 サブコマンドはXBLDの動作を指示するための命令です。(詳しくは「6.サブコマンド」を参照してください)

 (1)コマンドライン指定
 コマンドラインから直接サブコマンドを指定する方法で、先頭から順に解釈されます。



C:>xbld -サブコマンド1=引数 -サブコマンド2=引数 ・・・・ [スクリプトファイル名]

 (2)サブコマンドファイル指定
 コマンドラインの代わりに、ファイルによってサブコマンドを指定する方法です。
 サブコマンド群を記述したファイルを「サブコマンドファイル」と呼びます。
 サブコマンドファイルの先頭から1行ずつサブコマンドを解釈、実行します。



C:>xbld -sub=サブコマンドファイルのパス名  [スクリプトファイル名]

 なお、サブコマンドファイル内にコメントを記述するには「;」を使います。
 「;」から行末までの文字列が無視されます。

5.3 コマンドの例

 《例1》 C:>xbld sample

  1. CD作成用にディスクイメージを作成する。サブコマンドは無指定。

  2. スクリプトファイルsample.scrで指定されるDSKファイルが作成されます。

  3. TOCファイルは常に作成されます。

 《例2》 C:>xbld -p sample

  1. ダイレクトDOSファイルアクセスを行うため、pサブコマンドを指定します。

  2. スクリプトファイルsample.scrで指定されるPVDファイルが作成されます。

  3. RTIファイル、QSBファイルが作成されます。

  4. TOCファイルは常に作成されます。

 《例3》 C:>xbld -otf sample

  1. スクリプトファイルsample.scrで指定されるディスクをオンザフライ方式で書き込むためのファイルを作成します。otfサブコマンドを指定します。

  2. PVDファイル、SCTファイルが作成されます。

  3. インタリーブを含む場合、OTIファイルが作成されます。

  4. TOCファイルは常に作成されます。

 《例4》 C:>xbld -sub=sample.bld

  1. サブコマンドファイルsample.bldの内容にしたがい処理を行います。

  2. サブコマンドファイルでは、リアルタイムエミュレーションを指定(rサブコマンド)。

  3. スクリプトファイルとしてsample.scrを指定。

  4. iサブコマンドによりISOファイル最大数を1024に設定。

  5. dサブコマンドによりDOSファイル最大数を2048に設定。

sample.bld

; sample.bld

-r          ; realtime emulation

-i=1024     ; number of isofiles

-d=2048     ; number of dosfiles

sample      ; script file



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