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PROGRAMMER'S GUIDEXBLDユーザーズマニュアル
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XBLDユーザーズマニュアル

6.サブコマンド


(1)キーワードとパラメータの表記方法
 キーワードとパラメータは、以下の字体で表記します。

(2)サブコマンド一覧

表6.1 サブコマンド一覧
機  能
サブコマンド
番号
動作モードの指定
1.0
CD作成
指定なし
1.1
リアルタイムエミュレーション
r
1.2
ダイレクトDOSファイルアクセス
p
1.3
オンザフライ書き込み
otf
1.4
動作環境の設定
2.0
ISOファイル最大数
i
2.1
DOSファイル最大数
d
2.2
文字列領域サイズ
c
2.3
セクタテーブル領域サイズ
s
2.4
チャネルインタリーブ最大数
ci
2.5
ファイルインタリーブ最大数
fi
2.6
サブモード制御回数
sm
2.7
サブコマンドファイル指定
sub
2.8
VCDBUILD互換モード
vcd
2.9


6.1 動作モードの指定




Title

サブコマンド仕様

Subcommand

CD作成

Keyword

指定なし

No

1.1

 書 式:
指定なし
 パラメータ:
指定なし
 機 能:
CD作成に必要な、ディスクイメージファイル、TOCファイルを生成する。
サブコマンド指定がない場合、CD作成モードで動作します。
 備 考:

(a) CD作成モード時の出力ファイル
 標準的な起動方法でCDビルダを起動した場合の出力ファイルを、XBLD、VCDBUILDそれぞれについてまとめました。

表6.2 CD作成モード時の出力ファイル
出力ファイル
XBLD
VCDBUILD
 DSKファイル
  出力する
  出力する
 RTIファイル
  出力しない*1
  出力する
 TOCファイル
  出力する
  出力しない*2
*1:rサブコマンド、pサブコマンド指定時に出力されます。
*2:TOC情報生成プログラムVCDMKTOCを使い出力します。

(b) XBLDはどの動作モードにおいてもTOCファイルを出力します。VCDMKTOCを使いTOCファイルを出力する必要はありません。




Title

サブコマンド仕様

Subcommand

リアルタイムエミュレーション

Keyword

r

No

1.2

 書 式:
r
 パラメータ:
なし
 機 能:
VCDエミュレータでリアルタイムエミュレーションを行う場合に指定します。
 備 考:
(a) 出力ファイル
  例 :
r



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

ダイレクトDOSファイルアクセス

Keyword

p

No

1.3

 書 式:
p
 パラメータ:
なし
 機 能:
VCDエミュレータでダイレクトDOSファイルアクセスエミュレーションを行う場合に指定します。
 備 考:
(a) 出力ファイル
  例 :
p



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

オンザフライ書き込み

Keyword

otf

No

1.4

 書 式:
otf
 パラメータ:
なし
 機 能:
ADDCDWを使いオンザフライ書き込みを行うためのファイルを出力します。
 備 考:

  1. 以下のキーワードを含むスクリプトファイルを使う場合は、オンザフライ書き込みを行うことはできません(スクリプトファイル解析時にエラーとなる)。
    • SupplementaryVolume
    • SameName
    • EscapeSequences
    • BootIdentifier
    • BootRecord
    • BootSystemIdentifier
    • Trigger
    • Eors

  2. 出力ファイル
    • PVDファイル
    • TOCファイル
    • SCTファイル
    • OTIファイル

  例 :
otf

6.2 動作環境の設定




Title

サブコマンド仕様

Subcommand

ISOファイル最大数

Keyword

i

No

2.1

 書 式:
i=isonum
 パラメータ:
isonum :ISOファイルの最大数
 機 能:
ISOファイル(作成するCD上に置くファイル)の最大数を設定します。
 備 考:

  1. ISOファイルの最大数のデフォルト値は10000個です。

  2. ISOファイル数が10000を越えるディスクをビルドする場合には、必要に応じてISOファイルの最大数を増やします。

  3. メモリ不足でプログラムを起動できない場合、ISOファイル最大数を小さく設定し、システム内部で使用するメモリを減らします。
  例 :
i=1024



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

DOSファイル最大数

Keyword

d

No

2.2

 書 式:
d=dosnum
 パラメータ:
dosnum :DOSファイルの最大数
 機 能:
DOSファイル(ISOファイルの元になるソースファイル)の最大数を設定します。
 備 考:

  1. DOSファイルの最大数のデフォルト値は10000個です。

  2. DOSファイル数が10000を越えるディスクをビルドする場合には、必要に応じてDOSファイルの最大数を増やします。

  3. メモリ不足でプログラムを起動できない場合、DOSファイル最大数を小さく設定し、システム内部で使用するメモリを減らします。

  例 :
d=2048



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

文字列領域サイズ

Keyword

c

No

2.3

 書 式:
c=strsz
 パラメータ:
strsz :文字列領域のサイズ
 機 能:
スクリプトファイルで使用する文字列を格納する文字列領域のサイズを設定します。
 備 考:

  1. 文字列領域サイズのデフォルト値は400000バイトです。

  2. 文字列領域には、ISOファイル名、ディレクトリ名、DOSファイル名、マクロ定義内容、その他スクリプトコマンドの引数値を格納します。

  3. 文字列領域が不足しています」とエラーメッセージが表示される場合に、文字列領域サイズを増やします。

  4. メモリ不足でプログラムを起動できない場合、文字列領域サイズを小さく設定し、システム内部で使用するメモリを減らします。

  例 :
c=65536



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

セクタテーブル領域サイズ

Keyword

s

No

2.4

 書 式:
s=sctsz
 パラメータ:
sctsz :セクタテーブル領域のサイズ
 機 能:
セクタテーブル領域(ディスクのセクタ構造を管理するテーブル)のサイズを設定します。
 備 考:

  1. セクタテーブル領域サイズのデフォルト値は30000個です。

  2. セクタテーブル領域には、DOSファイル、ギャップセクタ、ボリューム記述子など、ディスクのセクタ構造に関わる情報を格納します。

  3. 「セクタテーブル領域が不足しています」とエラーメッセージが表示される場合に、セクタテーブル領域サイズを増やします。
    セクタテーブル領域サイズはDOSファイル最大数より十分大きな値を設定してください。

  4. メモリ不足でプログラムを起動できない場合、セクタテーブル領域サイズを小さく設定し、システム内部で使用するメモリを減らします。

  例 :
s=32768



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

チャネルインタリーブ最大数

Keyword

ci

No

2.5

 書 式:
ci=cinum
 パラメータ:
cinum :チャネルインタリーブの最大数
 機 能:
チャネルインタリーブの最大数を設定します。
この設定数には、チャネルインタリーブファイルのファイル数に加え、ISO11172ストリーム(MPEGマルチプレックスファイル)の個数を含めます。
 備 考:

  1. チャネルインタリーブの最大数のデフォルト値は256個です。

  2. チャネルインタリーブファイルやISO11172ストリームの個数が多い場合に、チャネルインタリーブの最大数を増やします。

  例 :
ci=512



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

ファイルインタリーブ最大数

Keyword

fi

No

2.6

 書 式:
fi=finum
 パラメータ:
finum :ファイルインタリーブの最大数
 機 能:
ファイルインタリーブの最大数を設定します。
 備 考:

  1. ファイルインタリーブの最大数のデフォルト値は256個です。

  2. ファイルインタリーブの数が多い場合に、ファイルインタリーブの最大数を増やします。

  例 :
fi=512



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

サブモード制御回数

Keyword

sm

No

2.7

 書 式:
sm=smnum
 パラメータ:
smnum :サブモード制御の最大回数
 機 能:
サブモード制御を行う、TriggerコマンドとEorsコマンドの最大使用回数を設定します。
 備 考:

  1. サブモード制御の最大回数のデフォルト値は10000回です。

  2. 使用回数が10000を越える場合に、最大使用回数を増やします。

  例 :
sm=1024



Title

サブコマンド仕様

Subcommand

サブコマンドファイル指定

Keyword
sub

No

2.8

 書 式:
sub=subfile
 パラメータ:
subfile :サブコマンドファイルのパス名
 機 能:
サブコマンドファイルを指定します。
 備 考:

  1. DOSプロンプトからのコマンド入力時、コマンドラインの代わりにサブコマンドを記述したサブコマンドファイルで指定します。

  2. サブコマンドファイルの先頭から1行ずつサブコマンドを解釈、実行します。

  3. サブコマンドファイル内にコメントを記述するには「;」を使います。
    「;」から行末までの文字列が無視されます。

  例 :
C:>xbld -sub=sample.bld

sample.bld

; sample.bld
-r          ; realtime emulation
-i=1024     ; number of isofiles
-d=2048     ; number of dosfiles
sample      ; script file




Title

サブコマンド仕様

Subcommand

VCDBUILD互換モード

Keyword

vcd

No

2.9

 書 式:
vcd
 パラメータ:
なし
 機 能:
VCDBUILDと同じ動作をさせる場合に指定します。
XBLDはVCDBUILDの障害対応をしており、VCDBUILDと異なった動作をする場合があります。
このような場合にvcdサブコマンドを使いVCDBUILD互換モードで動作させます。
 備 考:

  1. VCDBUILD互換モードを使うことでVCDBUILDと同じ動作をする個所

    1. ダイレクトDOSファイルアクセスモードでサブヘッダ付きファイルを使用します。
      (XBLDモードではエラーとなるが、互換モードでは動作可能となります)

  例 :
vcd

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