関数詳細-9

8.2.9　レジスタアクセス

一 覧 表

Title 関数仕様

Function データ転送レジスタポインタの取得

Function Name［--］ CDC_GetDataPtr

No 9.1

　書　式

Uint32 *CDC_GetDataPtr(void)

　入　力

なし

　出　力

なし

　関数値

レジスタのポインタ(アドレス値)

　機　能

データ転送レジスタ(DATATRNS)のポインタを取得します。

　(1)アクセス方法

データ転送レジスタとMPEGレジスタに対しては、次の3種類のデータ転送方法があります。

• SCUによるDMA転送
• CPUによるDMA転送
• CPUによるソフトウェア転送

　CPUによるDMA転送とソフトウェア転送では、レジスタをロングワード(32ビット)でアクセスしなければなりません。つまり、転送するデータはロングワード(偶数ワード)単位となります。
ロングワードアクセスしたデータは、上位ワード・下位ワードの順に格納されます。奇数ワードのデータを転送する場合、最後のロングワードアクセスの下位ワードは不定です。

　(2)volatile宣言

　ポインタを変数に代入する場合、不正な最適化を防ぐため、volatile宣言が必要です。

　　例

volatile Uint32 *ptr;
ptr=CDC_GetDataPtr();

一 覧 表

Title 関数仕様

Function 割り込み要因レジスタ値の取得

Function Name［--］ CDC_GetHirqReq

No 9.2

　書　式

Sint32　CDC_GetHirqReq(void)

　入　力

なし

　出　力

なし

　関数値

レジスタの値……ビット名はデータ仕様(Constant)を参照

　機　能

割り込み要因レジスタ(HIRQREQ)の値を取得します。

一 覧 表

Title 関数仕様

Function 割り込み要因レジスタのクリア

Function Name［--］ CDC_ClrHirqReq

No 9.3

　書　式

void　CDC_ClrHirqReq(Sint32 bitpat)

　入　力

bitpat：クリアビットパターン(クリアしたいビットを0、その他を1にする)

　出　力

なし

　関数値

なし

　機　能

指定したビットパターンにより、割り込み要因レジスタをクリアします。

　備　考

割り込み要因レジスタのCMOKフラグは、CD通信インタフェースが使用するので、アプリケーションプログラムによるクリアを禁止します。 またDCHGフラグはディスクチェック時にBOOT ROMがクリアするので、アプリケーションプログラムの初期化時にクリアしないでください。(例外としてDCHG割り込み処理時のみクリア可)

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Title 関数仕様

Function 割り込みマスクレジスタ値の取得

Function Name［--］ CDC_GetHirqMsk

No 9.4

　書　式

Sint32　CDC_GetHirqMsk(void)

　入　力

なし

　出　力

なし

　関数値

レジスタの値……ビット名はデータ仕様(Constant)を参照

　機　能

割り込みマスクレジスタ(HIRQMSK)の値を取得します。

一 覧 表

Title 関数仕様

Function 割り込みマスクレジスタの設定

Function Name［--］ CDC_SetHirqMsk

No 9.5

　書　式

void　CDC_SetHirqMsk(Sint32 bitpat)

　入　力

bitpat：マスクビットパターン(マスクしたいビットを0、その他を1にする)

　出　力

なし

　関数値

なし

　機　能

指定したビットパターンにより、割り込みマスクレジスタを設定します。

一 覧 表

Title 関数仕様

Function MPEGレジスタポインタの取得

Function Name［--］ CDC_GetMpegPtr

No 9.6

　書　式

Uint32 *CDC_GetMpegPtr(void)

　入　力

なし

　出　力

なし

　関数値

レジスタのポインタ（アドレス値）

　機　能

MPEGレジスタ（MPEGRGB）のポインタを取得します。
MPEGレジスタのアクセス方法は、データ転送レジスタと同じです。注意事項などは、データ転送レジスタポインタの取得（CDC_GetDataPtr）を参照してください。