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１．基本設計

１＞仕様条件

基本設計として、２枚目以降のディスクに課せられる仕様の条件を以下にまとめる。

＜必要条件＞

• ディスクの起動を必ずマルチプレイヤー画面から行うこと
  （→確実にCDチェック＝セキュリティチェックを通過させるため）
• ディスク間で必要なデータ保存には必ずバックアップRAMを使用すること
  （→それ以外に２枚目以降へ情報を受け渡す手段がないため）

  ※「パスワード」を使用した２枚目以降への継続方法は特例として認める。その場合はバックアップRAMを使用しない仕様もあり得る。

＜十分条件＞

• ソフトリセットの飛び先である「タイトル画面」が各ディスクに存在すること
  （→頻繁にディスクの入れ替えが起こらないようにするため）
• 「セガロゴ」「タイトル画面」が各ディスクに存在すること
  （→商標/著作権表示（またはデータ）は各ディスクごとに存在するのが望ましいため）

  ※ソフトリセットとはパッドの『A+B+C+スタートボタン』によるリセットのこと

またバックアップのシステム条件から

• 本体RAM/カートリッジRAMの選択機能を有すること
• セーブデータの選択機能を有すること（複数データを扱うシステムの場合のみ）

２＞タイトルシーケンス

仕様条件より考えると、２枚目以降のディスクのタイトルシーケンスには最低限以下のものが必要である。

• CDチェック
• 「ライセンスセガロゴ」表示
• パッドチェック
• アプリケーション「セガロゴ」表示
  ※ただし「ライセンスセガロゴ」表示直後はスキップ
• 「タイトル画面」
  ※タイトルロゴ、「PRESS START BUTTON」表示、(C) 表記

通常シーケンスに含まれる以下のものは入れる必要はない。

• ×デモンストレーション
• ×「スタート/オプション選択画面」
• ×「オプション」

  ※ゲームオーバーやコンティニュー、ゲームクリアの場合は各ディスクのアプリケーション「セガロゴ」へ戻ること。

  ※デモンストレーションを省いた場合はタイトル”ループ”する必要はない。

  ※「オプション」については各アプリケーションごとの判断にまかせる。ただし、ディスク２のプレイ中にも頻繁に設定内容を変更する可能性が高い場合は入れるべきである。

  ※「オプション」を入れない場合は「スタート/オプション選択画面」が無い仕様もあり。

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