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Graphic Tools GuideSEGA CONVERTERユーザーズマニュアル
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SEGA CONVERTERユーザーズマニュアル

4.プラグインの作成方法


■リソースファイル

 SSSDKプラグインモジュールでは、以下のリソースが予約されています。モジュールプログラム上でリソースを使用する場合は、用途が重ならないように注意してください。

STRINGリソース
(サンプル例)
STRINGTABLE DISCARDABLE 
BEGIN

1  "READ WRITE"
2  "dg2"
3  "DGT2 Files"
4  "4 8 16 24"

END

ID 1:プラグイン機能を指定します。
「ファイルI/O」
  • 入力のみの場合 "READ"
  • 出力のみの場合 "WRITE"
  • 入出力の場合 "READ WRITE"
「エフェクト」 "EFFECT"

ID 2:ファイル拡張子(3文字)を指定します。
英数・小文字が望ましい。
「エフェクト」の場合"eff"を指定します。

ID 3:表示されるプラグイン名を指定します。
「ファイルI/O」の場合
ダイアログのポップアップメニューになります

「エフェクト」の場合
エフェクトメニューのサブメニューになります

ID 4:このモジュールがサポートする色深度(ビット)を指定します。
1・4・8・16・24
のいずれかを、半角スペース(" ")で区切って指定。

■「ファイルI/O」モジュール

【1:入力モジュール】
 以下の手順でファイルを読み込み、ウインドウに表示します。
  1. オープンダイアログでファイルを選択する。
  2. scvCheckFileFormat
  3. scvGetFileImageSize
  4. scvGetFileImageDepth
  5. scvGetFileImageBits
  6. ウインドウを表示する。
 入力モジュールを作成するユーザーは、上記2)〜5)の手順に対応した関数を必ず用意する必要があります。

【2:出力モジュール】
 以下の手順でファイルを保存します。
  1. 保存ダイアログでファイル名を指定する。
  2. scvPutFileImageBits
  3. ファイルが保存される。

 カタログ保存機能を利用した場合は、以下の手順でファイルを保存します。
  1. 保存ダイアログで保存ディレクトリを指定する。
  2. scvBeginCatalogSave
  3. scvPutFileImageBits
  4. ファイルが保存される。(カタログ登録数分3)〜4)繰り返し)
  5. scvEndCatalogSave
 出力モジュールを作成するユーザーは、上記2)3)5)の手順に対応した関数を必ず用意する必要があります。

■「エフェクト」モジュール

 以下の手順でウインドウに効果をかけます。
  1. エフェクトメニューアイテムを選択。
  2. scvBeginEffect
  3. scvEffectImageBits
  4. scvEndEffect
  5. ウインドウを再表示。
 エフェクトモジュールを作成するユーザーは、上記2)〜4)の手順に対応した関数を必ず用意する必要があります。

■ビットマップメモリについて

色深度:1
1ビット/ピクセルでビットマップを配置する。
ただし、横方向は1バイトバウンダリ。
1が黒、0が白で表示される。

色深度:4
16色のインデックス形式。
RGBQUAD構造体を16色分配置する。
その後に、4ビット/ピクセルでビットマップを配置する。
ただし、横方向は1バイトバウンダリ。

色深度:8
256色のインデックス形式。
RGBQUAD構造体を256色分配置する。
その後に、8ビット/ピクセルでビットマップを配置する。

色深度:16
ダイレクトカラー形式。
16ビット/ピクセルでビットマップを配置する。
各色強度は 0b|R5|G5|B5 でフォーマットする。

色深度:24(32)
ダイレクトカラー形式。
32ビット/ピクセルでビットマップを配置する。
各色強度は 8b|R8|G8|B8 でフォーマットする。


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