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SCSPユーザーズマニュアル/4.2　音源部レジスタ

■音量レジスタ

TL[7:0](R/W) ; Total Level
　トータルレベル8bitの中で、ビットを"1B"にした部分の減衰量を合計した値が、実際の減衰量［dB］となります。従って、"TL"に設定する値が大きい程減衰量が大きくなり、音量は小さくなります。逆に、TLに設定する値が小さい程減衰量が小さくなり、 音量は大きくなります。

例えば、"FFH"を書き込んだときの減衰量は、


- 48 - 24 - 12 - 6 - 3 - 1.5 - 0.8 - 0.4 = -95.7[dB]

　となります。

表4.18　TLと減衰量と波形の振幅 
TL bit
bit 7
bit 6
bit 5
 
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
TL減衰量
-48-24-12-6-3-1.5-0.8-0.4
振幅比
1/2561/161/41/21/√21/4√21/8√21/16√2
実数比(倍)
0.003910.062500.250000.500000.707110.840900.917000.95760

　また、ビット4だけ"1B"にすると、図4.50のようにTL演算後の出力波形の振幅が波形メモリ内の振幅の１／２になります。

図4.44　TLのbit4=1時のウェーブデータ

SDIR(R/W) ; Sound DIRect
　サウンドデータを直接出力するかどうかを判定するためのフラグです。このビットが"1B"の時、サウンドデータはEG、TL、ALFO等と乗算されることなく出力されます。

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