<35/54>VDP1ユーザーズマニュアル/

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VDP1ユーザーズマニュアル/第６章　コマンドテーブル

■MSBオン

MSBオンビット：　MSB on(MON)、ビット15

MON	処理
0	フレームバッファ上のピクセルデータのMSBを変更しない
1	フレームバッファ上のピクセルデータのMSBを1にする

　VDP2がシャドウ(スクロール面のピクセルデータの輝度を落とす)またはウィンドウ(指定した領域に別の面を表示する)を使用するモードになっている場合に、最上位ビット(MSB)が1のときシャドウ、ウィンドウの処理を行います。
　既にフレームバッファに描かれたピクセルにたいしてMSBを1(オン)にします。カラーコードはフレームバッファがカラーバンクコードの場合のみ有効です(MSBは、VDP2側でシャドウイネーブル、ウィンドウイネーブルに使用するので、RGB識別ビットが存在しないため)。色演算はできません。色演算はリプレースを指定してください。
　テクスチャパーツの場合、元絵データはピクセルの有る無し(透明、エンドコードがピクセル無し、それ以外が有り)にしか使いませんので、カラーコードはRGBコードでも、カラーバンクコードでも使うことができます。ノンテクスチャパーツの場合も、ノンテクスチャカラーは描画に反映されません。
　MSBオンを1に設定した場合、色演算を指定しない(リプレース)でください。MSBオンが1の場合、色演算は何の意味ももたず、処理時間のみ大幅にかかりますので注意してください。
　メッシュ処理をしたパーツは、メッシュ状にMSBがオンされます。
　MSBオンの例を次に示します。

図6.16　MSBオン

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