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HARDWARE ManualVDP2ユーザーズマニュアル第1章 VDP2の機能
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VDP2ユーザーズマニュアル/第1章 VDP2の機能

■1.2 アドレスマップ

 VDP2は、パターンネームテーブルやキャラクタパターンデータなどを定義するためのVRAMが2個接続されます。また、カラーデータを定義するためのカラーRAMを32Kビット内蔵しています。その他に、内蔵レジスタも併せて管理しています。 VDP2が管理するVRAM、カラーRAM、およびレジスタのアドレスマップを図1.2に示します。

図1.2 アドレスマップ
000000H┌──────────┐
       │          │
       │          │
       │   VRAM   │
       │          │
0FFFFFH│          │
100000H├──────────┤
       │          │
       │  カラーRAM  │
17FFFFH│          │
180000H├──────────┤
       │          │
       │   レジスタ   │
       │          │
1BFFFFH└──────────┘

 ●VRAM

 スクロール画面の画像データや、各機能に必要なデータテーブルなどを格納します。
 VDP2によるリードアクセスは、CPUやDMAコントローラによるリード/ライトアクセスより常に優先されて行われます。したがって、アクセスのタイミングによっては、CPUまたはDMAコントローラにウェイトサイクルが入ることがあります。
 CPUまたはDMAコントローラによるアクセスは、バイト単位、ワード単位、ロングワード単位のすべて可能です。ただし、SCU-DMAによるリードアクセスは実行してはいけません。

 ●カラーRAM

 スプライト及びスクロール画面のカラーデータを格納します。
 また、必要に応じて最上位ビットにはカラー演算機能のイネーブルビットを定義します。
 CPUまたはDMAコントローラからのリード/ライトアクセスは常に可能ですが、アクセスのタイミングによっては、画像が乱れることがあります。
 CPUまたはDMAコントローラによるアクセスは、ワード単位、ロングワード単位のみ可能です。バイト単位でのアクセスはできません。

 ●レジスタ

 VDP2の各機能を設定します。
 電源投入後またはリセット後は、ほとんどのレジスタにおいて値が0にクリアされるので、必ず値を設定してください。
 CPUまたはDMAコントローラからのリード/ライトアクセスは常に可能ですが、アクセスのタイミングによっては、画像が乱れることがあります。
 CPUまたはDMAコントローラによるアクセスは、ワード単位、ロングワード単位のみ可能です。バイト単位でのアクセスはできません。


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HARDWARE ManualVDP2ユーザーズマニュアル第1章 VDP2の機能
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