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HARDWARE ManualVDP2ユーザーズマニュアル第4章 スクロール画面
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VDP2ユーザーズマニュアル/第4章 スクロール画面

■4.7 プレーン

 プレーンは、パターンネームテーブル(ページ)を、1×1、2×1、または2×2の大きさに並べたもので、その大きさはそれぞれのレジスタに指定します。

 ●プレーンサイズ

 プレーンが複数のパターンネームテーブル(ページ)で構成される場合、一つのプレーンに使用されるパターンネームテーブルは、VRAMに連続して格納してください。プレーンサイズ(プレーンのページ数)によるパターンネームテーブルの配置とパターンネームテーブルの関係を図4.13に示します。

図4.13 プレーンサイズによるパターンネームテーブルの配置
      キャラクタパターンテーブル                       
指定された─→┌────────┐                         
キャラクタ  │        │  ●横1ページ×縦1ページの場合        
パターンの  │        │                         
アドレス   │  ページ0  │    ┌──────┐┬            
       │        │    │      ││            
       │        │    │ ページ0 ││64セル        
       ├────────┤    │      ││            
       │        │    └──────┘┴            
       │        │    ├──────┤             
       │  ページ1  │      64セル               
       │        │                         
       │        │                         
       ├────────┤  ●横2ページ×縦1ページの場合        
       │        │    ┌──────┬──────┐┬     
       │        │    │      │      ││     
       │  ページ2  │    │ ページ0 │ ページ1 ││64セル 
       │        │    │      │      ││     
       │        │    └──────┴──────┘┴     
       ├────────┤    ├─────────────┤      
       │        │         128セル           
       │        │                         
       │  ページ3  │                         
       │        │  ●横2ページ×縦2ページの場合        
       │        │    ┌──────┬──────┐┬     
       ├────────┤    │      │      ││     
       │        │    │ ページ0 │ ページ1 ││     
       │        │    │      │      ││     
       │  ページ4  │    ├──────┼──────┤│128セル
       │        │    │      │      ││     
       │        │    │ ページ2 │ ページ3 ││     
       ├────────┤    │      │      ││     
       │        │    └──────┴──────┘┴     
       │        │    ├─────────────┤      
                          128セル           

 ●プレーンサイズレジスタ

 プレーンサイズレジスタは、プレーンサイズと、回転スクロール画面の画面オーバー処理の指定を制御します。書き込み専用の16ビットのレジスタで、18003AH番地にあります。 電源投入後またはリセット後、値は0にクリアされますので必ず設定してください。

PLSZ 18003AH
   15   
   14   
   13   
   12   
   11   
   10   
   09   
   08   
RBOVR1 
RBOVR0 
RBPLSZ1 
RBPLSZ0 
RAOVR1 
RAOVR0 
RAPLSZ1
RAPLSZ0

   07   
   06   
   05   
   04   
   03   
   02   
   01   
   00   
N3PLSZ1
N3PLSZ0
N2PLSZ1
N2PLSZ0
N1PLSZ1
N1PLSZ0
N0PLSZ1
N0PLSZ0

           
プレーンサイズビット:Plane size bit
(N0PLSZ1, N0PLSZ0, N1PLSZ1, N1PLSZ0, N2PLSZ1, N2PLSZ0, N3PLSZ1, N3PLSZ0, RAPLSZ1, RAPLSZ0, RBPLSZ1, RBPLSZ0)
 各スクロール画面のプレーンサイズ(ページ数)を指定します。

N0PLSZ1、N0PLSZ018003AHビット1,0NBG0用
N1PLSZ1、N1PLSZ018003AHビット3,2NBG1用
N2PLSZ1、N2PLSZ018003AHビット5,4NBG2用
N3PLSZ1、N3PLSZ018003AHビット7,6NBG3用
RAPLSZ1、RAPLSZ018003AHビット9,8回転パラメータA用
RBPLSZ1、RBPLSZ018003AHビット13,12回転パラメータB用

xxPLSZ1xxPLSZ0プレーンサイズ
0
0
横1ページ×縦1ページ
0
1
横2ページ×縦1ページ
1
0
設定禁止(設定しないでください)
1
1
横2ページ×縦2ページ
[注]ビット名のxxには、N0、N1、N2、N3、RA、またはRBが入ります。

 NBG0、NBG1において、1/4まで縮小表示が可能なように設定した場合は、その画面のプレーンサイズは横2ページ×縦2ページにしないでください。

   
画面オーバー処理ビット:Over bit (RAOVR1, RAOVR0, RBOVR1, RBOVR0)
 回転スクロール画面において、表示座標値が表示エリアを超えた場合の処理(画面オーバー処理)を指定します。

RAOVR1,RAOVR018003AHビット11,10回転パラメータA用
RBOVR1,RBOVR018003AHビット15,14回転パラメータB用

RxOVR1RxOVR0画面オーバー処理
0
0
表示エリア外は、表示エリアに設定された画像を繰り返す
0
1
表示エリア外は、画面オーバーパターンネームレジスタで指定したキャラ
クタパターンを繰り返す(回転スクロール画面がセル形式の場合のみ)
1
0
表示エリア外は、すべて透明にする
1
1
表示エリアをプレーンサイズやビットマップサイズに関係なく強制的に0≦
X<512、0≦Y<512にして、そのエリア外をすべて透明にする
[注]ビット名のxには、A、またはBが入ります。

 回転スクロール画面がビットマップ形式の場合は、画面オーバーパターンネームレジスタで指定したキャラクタパターンを繰り返す処理を設定しないでください。
 回転スクロール画面がビットマップ形式で、ビットマップの縦のサイズが256ドットの場合、表示エリアを強制的に0≦X<512、0≦Y<512にしてそのエリア外をすべて透明にする処理を設定すると、垂直方向に256ドットずつ2回同じ画像を表示します。


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