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HARDWARE ManualVDP2ユーザーズマニュアル
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第4章 スクロール画面


■4.1 画面表示制御

 スクロール画面は、画面ごとに表示用VRAMアクセスを制御することで表示しない画面を指定することができます。また、表示する画面の透明ドットとなるドットカラーコード(透明コード)を無効にするかどうかを画面ごとに指定することができます。

 ●画面表示イネーブルレジスタ

 画面表示イネーブルレジスタは、画面表示と透明コードを制御します。書き込み専用の16ビットのレジスタで、180020H番地にあります。電源投入後またはリセット後、値は0にクリアされますので必ず設定してください。

BGON 180020H
   15   
   14   
   13   
   12   
   11   
   10   
   09   
   08   
-
-
-
R0TPON
N3TPON
N2TPON
N1TPON
N0TPON

   07   
   06   
   05   
   04   
   03   
   02   
   01   
   00   
-
-
R1ON
R0ON
N3ON
N2ON
N1ON
N0ON

         

透明表示イネーブルビット:Transparent enable bit (N0TPON0, N1TPON, N2TPON, N3TPON, R0TPON)
 透明コードを無効にするかどうかを指定します。透明コードについては、「4.3 セル」の「透明ドット」を参照してください。

N0TPON
180020H
ビット8
NBG0用(またはRBG1用)
N1TPON
180020H
ビット9
NBG1用(またはEXBG用)
N2TPON
180020H
ビット10
NBG2用
N3TPON
180020H
ビット11
NBG3用
R0TPON
180020H
ビット12
RBG0用

xxTPON
処 理
0
透明コードを有効にする(透明コードのドットは透明になります)
1
透明コードを無効にする(透明コードのドットは、そのデータ値にしたがって表示されます)
[注]ビット名のxxには、N0、N1、N2、N3、またはR0が入ります。

           

画面表示イネーブルビット:On bit (N0ON, N1ON, N2ON, N3ON, R0ON, R1ON)
 各スクロール画面を表示するかどうかを指定します。

N0ON
180020H
ビット0
NBG0用
N1ON
180020H
ビット1
NBG1用
N2ON
180020H
ビット2
NBG2用
N3ON
180020H
ビット3
NBG3用
R0ON
180020H
ビット4
RBG0用
R1ON
180020H
ビット5
RBG1用

xxON
処 理
0
表示できません(表示のためのVRAMアクセスを行いません)
1
表示できます
[注]ビット名のxxには、N0、N1、N2、N3、R0、またはR1が入ります。

 このビットが0になっている画面のアクセスコマンドがVRAMサイクルパターンレジスタに設定されている場合、そのアクセスコマンドは無視され、その画面を表示するためのVRAMアクセスは行われません。
 R0ONが0のときにR1ONを1にしないでください。
 R0ONとR1ONのどちらも1にした場合は、ノーマルスクロール画面は表示できなくなります。このとき、VRAM-B0はRBG1のキャラクタパターンテーブル用RAMに、VRAM-B1はRBG1のパターンネームテーブル用RAMに固定されます。
 レジスタの設定によって特定の画面が表示できなくなるような場合は、その画面のビットを0にしてください。例えば、R0ONとR1ONをどちらも1にした場合には、N0ON、N1ON、N2ON、N3ONビットは0にしてください。
 回転スクロール画面については、「6.2 回転スクロール画面表示制御」を参照してください。


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