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ストリームシステムライブラリ

7.関数仕様-7


7.7 ストリームサーバ実行




Title

関数仕様

Function

サーバ実行グループの指定(即時復帰)

Function Name

STM_NwSetExecGrp

No

7.1

 書 式
Bool STM_NwSetExecGrp(StmGrpHn grp)
 入 力
grp:ストリームグループハンドル
 出 力
なし
 関数値
TRUE
:処理が受け付けられた場合
FALSE
:処理が完了していない場合
 機 能
ストリームサーバが実行すべきストリームグループを指定します。即時復帰なので、サーバ関数を呼び出す必要があります。
 備 考

  1. 処理を登録したら即時復帰します。

  2. ファイルシステムを使用するためNULLを指定した場合は、以下の手順でドライブがポーズ状態になることを確認した後、GFS関数を呼び出してください。

         .
         .
    tsk = STM_NwSetExecGrp(NULL);
    if (tsk == FALSE)	return;
    do {
    	stat = STM_ExecServer();
    	user();
    } while (stat != STM_EXEC_TSKEND);
         .
         .
    

  3. NULLを指定した場合、ストリームサーバは、STM_EXEC_TSKENDを経由してSTM_EXEC_PAUSEとなります。必ずSTM_EXEC_TSKENDになるまでサーバ関数を呼び続けてください。

  4. ファイルシステムを使用する場合、NULLを指定し、停止させてください。

  5. ストリームグループのアクセスを再開すると停止位置から読み込みます。




Title

関数仕様

Function

サーバ実行グループの指定(完了復帰)

Function Name

STM_SetExecGrp

No

7.2

 書 式
Bool STM_SetExecGrp(StmGrpHn grp)
 入 力
grp:ストリームグループハンドル
 出 力
なし
 関数値
TRUE
:処理が受け付けられた場合
FALSE
:処理が完了していない場合
 機 能
ストリームサーバが実行するストリームグループを指定します。完了復帰なので、処理が完了するまで本関数は終了しません。
 備 考

  1. 本関数内でドライブがポーズ状態になるまで待機します。

  2. NULLを指定した場合、ストリームサーバは、STM_EXEC_PAUSEとなります。

  3. ファイルシステムを使用する場合、NULLを指定し、停止させてください。

  4. ストリームグループのアクセスを再開するときは、停止位置から読み込みます。




Title

関数仕様

Function

サーバの実行

Function Name

STM_ExecServer

No

7.3

 書 式
Sint32 STM_ExecServer(void)
 入 力
なし
 出 力
なし
 関数値
ストリームアクセス状態 (StmAcStat)
即時復帰型関数を実行中の場合、関数ID (StmFuncId)
エラーの場合、エラーコード (StmErrCode)
 機 能
ストリームサーバを実行します。
 備 考
毎秒1回以上本関数を呼び出してください。



Title

関数仕様

Function

再生位置の設定

Function Name

STM_MovePickup

No

7.4

 書 式
voidSTM_MovePickup(StmHn stm, Sint32 ofs)
 入 力
stm
:ストリームハンドル
ofs
:ストリーム先頭からのオフセット(セクタ単位)
 出 力
なし
 関数値
なし
 機 能
ストリームが属するストリームグループの再生位置を設定します。
 備 考

  1. 移動先FAD = ストリーム先頭FAD + オフセット。

  2. ピックアップの位置は、STM_ExecServerを実行することによって移動します。




Title

関数仕様

Function

ループ開始ストリームの指定

Function Name

STM_SetLoop

No

7.5

 書 式
Bool STM_SetLoop(StmGrpHn grp, StmHn loopstm, Sint32 loopmax)
 入 力
grp
:ストリームグループハンドル
loopstm
:ループ開始ストリーム
(ループしない場合、NULL。先頭ストリームの場合、STM_LOOP_DFL)
loopmax
:ループ回数(無限回の場合、STM_LOOP_ENDLESS)
 出 力
なし
 関数値
TRUE
:正しく設定できた場合
FALSE
:常駐ストリームの場合
 機 能
ストリームグループのループ開始ストリーム、ループ回数を指定します。
 備 考

  1. デフォルトのループ開始ストリームは、最も前方のストリーム。ループ回は、無限回です。

  2. ループ開始ストリームをクローズした場合は、先頭のストリームがループ開始ストリームとなります。

  3. ループカウンタは、初期化されます。

  4. 常駐ストリームをループ開始ストリームに指定することはできません。




Title

関数仕様

Function

ループカウンタの取得

Function Name

STM_GetLoopCnt

No

7.6

 書 式
Sint32 STM_GetLoopCnt(StmGrpHn grp)
 入 力
grp:ストリームグループハンドル
 出 力
なし
 関数値
ループカウンタ
 機 能
ループした回数を取得します。



Title

関数仕様

Function

実行状態の取得

Function Name

STM_GetExecStat

No

7.7

 書 式
Sint32 STM_GetExecStat(StmGrpHn grp, Sint32 *fad)
 入 力
grp:ストリームグループハンドル
 出 力
fad:再生中のFAD
 関数値
ストリームアクセス状態 (StmAcStat)
 機 能
指定したストリームグループの実行状態を取得します。



Title

関数仕様

Function

ストリームアクセス終了のチェック

Function Name

STM_IsComplete

No

7.8

 書 式
Bool STM_IsComplete(StmHn stm)
 入 力
stm:ストリームハンドル
 出 力
なし
 関数値
TRUE
:ストリームアクセスが終了している場合
FALSE
:ストリームアクセスが終了していない場合
 機 能
指定したストリームのアクセスが終了したかどうかチェックします。
 備 考
ストリームアクセスが終了するタイミングは以下のとおりです。
転送ゲート
タイミング
閉じている
読み込みが終了した時点
開いている
転送が終了した時点



Title

関数仕様

Function

ストリームデータの転送

Function Name

STM_ExecTrans

No

7.9

 書 式
Bool STM_ExecTrans(StmHn stm)
 入 力
stm:ストリームハンドル
 出 力
なし
 関数値
TRUE
:転送を開始した
FALSE
:転送を開始しなかった
 機 能
指定したストリームのデータをCDバッファ区画から取り出して転送します。
 備 考

  1. 転送ゲートが閉じている場合は、常にFALSEです。

  2. 設定されている転送モードや、最大転送セクタ数は有効です。

  3. DMA転送を指定している場合、STM_IsTransにより転送中でなくなるまで本関数を繰り返し呼んでください。


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