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PROGRAMMER'S GUIDECD通信I/F(CDパート)
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CD通信インタフェースユーザーズマニュアル(CDパート)

関数詳細-5


8.2.5 セレクタ

 セレクタ設定パラメータの初期値については、 セレクタのリセット(CDC_ResetSelector)を参照してください。




Title

関数仕様

Function

絞りフレームアドレス範囲の設定

Function Name[SR]

CDC_SetFiltRange

No

5.1

 書 式
Sint32 CDC_SetFiltRange(Sint32 filtno, Sint32 fad, Sint32 fasnum)
 入 力
filtno:絞り番号
fad:開始フレームアドレス
fasnum:フレームアドレスセクタ数(0:有効なFAD範囲は存在しない)
 出 力
なし
 関数値
エラーコードを返します。
 終了フラグ
ESELフラグ
 機 能
絞りに対して、フレームアドレス範囲を設定します。fasnum=0の場合、絞りモードのFAD範囲を有効にすると、全てのセクタは偽出力コネクタに出力されます。



Title

関数仕様

Function

絞りフレームアドレス範囲の取得

Function Name[S-]

CDC_GetFiltRange

No

5.2

 書 式
Sint32 CDC_GetFiltRange(Sint32 filtno, Sint32 *fad, Sint32 *fasnum)
 入 力
filtno:絞り番号
 出 力
fad:開始フレームアドレス
fasnum:フレームアドレスセクタ数
 関数値
エラーコードを返します。
 機 能
絞りに対するフレームアドレス範囲を取得します。



Title

関数仕様

Function

絞りサブヘッダ条件の設定

Function Name[SR]

CDC_SetFiltSubh

No

5.3

 書 式
Sint32 CDC_SetFiltSubh(Sint32 filtno, CdcSubh *subh)
 入 力
filtno:絞り番号
subh :サブヘッダ条件
 出 力
なし
 関数値
エラーコードを返します。
 終了フラグ
ESELフラグ
 機 能
絞りに対して、サブヘッダ条件を設定します。



Title

関数仕様

Function

絞りサブヘッダ条件の取得

Function Name[S-]

CDC_GetFiltSubh

No

5.4

 書 式
Sint32 CDC_GetFiltSubh(Sint32 filtno, CdcSubh *subh)
 入 力
filtno:絞り番号
 出 力
subh :サブヘッダ条件
 関数値
エラーコードを返します。
 機 能
絞りに対するサブヘッダ条件を取得します。



Title

関数仕様

Function

絞りモードの設定

Function Name[SR]

CDC_SetFiltMode

No

5.5

 書 式
Sint32 CDC_SetFiltMode(Sint32 filtno, Sint32 fmode)
 入 力
filtno:絞り番号
fmode :絞りモード(下位8ビットが有効)
 出 力
なし
 関数値
エラーコードを返します。
 終了フラグ
ESELフラグ
 機 能
絞りに対して、絞りモードを設定します。

 (1)絞りモード
bit  7  6  5  4  3  2  1  0
    [ ][ ][-][ ][ ][ ][ ][ ]
     |  |     |  |  |  |  |
     |  |     |  |  |  |  +---- 1:ファイル番号(FN)選択有効    0:無効
     |  |     |  |  |  +------- 1:チャネル番号(CN)選択有効    0:無効
     |  |     |  |  +---------- 1:サブモード(SM)選択有効     0:無効
     |  |     |  +------------- 1:コーディング情報(CI)選択有効  0:無効
     |  |     +---------------- 1:サブヘッド条件を反転する      0:しない
     |  |
     |  +---------------------- 1:フレームアドレス範囲有効      0:無効
     +------------------------- 1:絞り条件を初期化する        0:しない

 (2)サブヘッダ条件の反転
 サブヘッダ条件を反転すると、サブヘッダ条件に関して、出力先が通常の場合と反対になります。 つまり、サブヘッダ条件に一致したセクタが偽出力コネクタに、不一致のセクタが真出力コネクタに出力されます。

  1. 通常時
    ・真出力コネクタに出力
    :絞りのFAD範囲が一致〔かつ〕サブヘッダ条件が一致
    ・偽出力コネクタに出力
    :絞りのFAD範囲が不一致〔または〕サブヘッダ条件が不一致

  2. 反転時
    ・真出力コネクタに出力
    :絞りのFAD範囲が一致〔かつ〕サブヘッダ条件が不一致
    ・偽出力コネクタに出力
    :絞りのFAD範囲が不一致〔または〕サブヘッダ条件が一致

 (3)絞り条件の初期化
 絞り条件の初期化をすると、他のビットの指定は無視され、以下の初期値が設定されます。
・フレームアドレス範囲
:開始FAD=0、FADセクタ数=0
・サブヘッダ条件   
:FN, CN, SMMSK, SMVAL, CIMSK, CIVAL全て0
・絞りモード     
:全てのビット=0



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関数仕様

Function

絞りモードの取得

Function Name[S-]

CDC_GetFiltMode

No

5.6

 書 式
Sint32 CDC_GetFiltMode(Sint32 filtno, Sint32 *fmode)
 入 力
filtno:絞り番号
 出 力
fmode :絞りモード(下位8ビットが有効)
 関数値
エラーコードを返します。
 機 能
絞りに対する絞りモードを取得します。

 (1)絞りモード
bit  7  6  5  4  3  2  1  0
    [-][ ][-][ ][ ][ ][ ][ ]
        |     |  |  |  |  |
        |     |  |  |  |  +---- 1:ファイル番号(FN)選択有効    0:無効
        |     |  |  |  +------- 1:チャネル番号(CN)選択有効    0:無効
        |     |  |  +---------- 1:サブモード(SM)選択有効     0:無効
        |     |  +------------- 1:コーディング情報(CI)選択有効  0:無効
        |     +---------------- 1:サブヘッド条件を反転する      0:しない
        |
        +---------------------- 1:フレームアドレス範囲有効      0:無効




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関数仕様

Function

絞りの接続先の設定

Function Name[SR]

CDC_SetFiltCon

No

5.7

 書 式
Sint32 CDC_SetFiltCon(Sint32 filtno,Sint32 cflag,Sint32 bufno,Sint32 flnout)
 入 力
filtno:絞り番号
cflag:絞り接続フラグ(下位8ビットが有効)
bufno:真出力コネクタ接続先のバッファ区画番号(CDC_NUL_SEL:切り離し)
flnout:偽出力コネクタ接続先の絞り番号(CDC_NUL_SEL:切り離し)
 出 力
なし
 関数値
エラーコードを返します。
 終了フラグ
ESELフラグ
 機 能
絞りに対して、以下の接続先を設定します。CDC_NUL_SELを指定すると、接続を切り離します。
・真出力コネクタ→バッファ区画入力コネクタ
・偽出力コネクタ→他の絞り入力コネクタ

 (1)絞り接続フラグ
bit  7  6  5  4  3  2  1  0
    [-][-][-][-][-][-][ ][ ]
                       |  |
                       |  +---- 真出力コネクタの設定フラグ
                       |        1:設定を変更する(区画に接続/切断)
                       |        0:変更しない(接続状態は変わらない)
                       |
                       +------- 偽出力コネクタの設定フラグ
                                1:設定を変更する(区画に接続/切断)
                                0:変更しない(接続状態は変わらない)



Title

関数仕様

Function

絞りの接続先の取得

Function Name[S-]

CDC_GetFiltCon

No

5.8

 書 式
Sint32 CDC_GetFiltCon(Sint32 filtno, Sint32 *bufno, Sint32 *flnout)
 入 力
filtno:絞り番号
 出 力
bufno:真出力コネクタ接続先のバッファ区画番号(CDC_NUL_SEL:未接続)
flnout:偽出力コネクタ接続先の絞り番号    (CDC_NUL_SEL:未接続)
 関数値
エラーコードを返します。
 機 能
絞りの接続先を取得します。未接続の場合はCDC_NUL_SELを返します。



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関数仕様

Function

セレクタ(絞り、区画)のリセット

Function Name[SR]

CDC_ResetSelector

No

5.9

 書 式Sint32 CDC_ResetSelector(Sint32 rflag, Sint32 bufno)
 入 力
rflag:リセットフラグ(下位8ビットが有効)
bufno:バッファ区画番号
 出 力
なし
 関数値
エラーコードを返します。
 終了フラグ
ESELフラグ
 機 能
リセットフラグの値に従って、セレクタの設定状態を初期化します。
・リセットフラグ=0の場合
:指定したバッファ区画のデータを全て消去する。
・リセットフラグ≠0の場合
:バッファ区画番号は無視される。

 (1)リセットフラグ
bit  7  6  5  4  3  2  1  0
    [ ][ ][ ][ ][ ][ ][-][-]
     |  |  |  |  |  |
     |  |  |  |  |  +---------- 1:全バッファ区画のデータを初期化する 0:しない
     |  |  |  |  +------------- 1:全区画出力コネクタを初期化する   0:しない
     |  |  |  +---------------- 1:全絞り条件を初期化する       0:しない
     |  |  +------------------- 1:全絞り入力コネクタを初期化する   0:しない
     |  +---------------------- 1:全絞りの真出力コネクタを初期化する 0:しない
     +------------------------- 1:全絞りの偽出力コネクタを初期化する 0:しない

 (2)初期値
初期化により、全てのセレクタに対して以下の初期値が設定されます。
・バッファ区画のデータ
:全て消去される。(CDバッファ内の全データが消去される。)
・区画出力コネクタ  
:全て未接続状態となる。
・絞り条件      
:絞りモードの設定(CDC_SetFiltMode)での初期化と同様になる。
・絞り入力コネクタ  
:全て未接続状態となる。
・真出力コネクタ   
:同一番号同士の絞りとバッファ区画が接続される。
・偽出力コネクタ   
:全て未接続状態となる。

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