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2.マルチターミナル

セガサターン用のすべてのソフトウェアは、対応プレイ人数に関係なく、マルチターミナルで問題なく動作しなくてはならない

1)仕様

2)マルチターミナル設定原則

マルチターミナル接続時には端子数およびプレイ可能人数が増えるので、〈対応入力ペリフェラル設定原則〉を拡張した、以下の原則を守らなければならない。

<マルチターミナル設定原則>

本体端子1に対応Pまたはマルチターミナルが接続されていない場合、ゲームをスタートさせてはならない。

本体端子1にマルチターミナルが接続されている際に、そのマルチターミナルのどの端子にも対応Pが接続されていない場合は、ゲームをスタートさせてはならない。

複数人数プレイの場合、本体端子1/本体端子2のどちらにマルチターミナルが接続されていても正常に動作しなければならない。(次頁接続例参照)

操作番号の割り当ては、マルチターミナルの接続状態により常に若い番号の端子(左側の端子)を優先し、操作番号の逆転を起こしてはならない。

※操作番号の逆転とは、本来、操作番号は端子番号の若いものから昇順にアサインされるべきである が、そうはなっていないことを言う。

※操作番号の逆転さえ起こしていなければよいので、使用端子は必ずしも連続している必要はない。  (使用端子間に空きがあってもよいということ)

図 別冊2-2:マルチターミナルの接続例(1) 端子[1]〜[7]

     

図 別冊2-3:マルチターミナルの接続例(2) 端子[1]〜[7]

※この接続例(2)は、あえて奨励しない。原則的には接続例(1)。

             

図 別冊2-4:マルチターミナルの接続例(3) 端子[1]〜[12]

     

3)マルチターミナル使用時の入力ペリフェラルのチェック

マルチターミナル使用時の入力ペリフェラルのチェックを記す。内容の記載がない箇所については、原則として「1.基本項目」に準拠する

《推奨仕様》

(a)スタート前のチェック

◆対応Pのチェック(有効端子の登録)

(b)スタート時のチェック

◆アプリケーションのスタート

◆使用端子の決定

(c)メインゲーム内のチェック

◆抜き差しのチェック

(i) 抜かれた場合

図 別冊2-5:一つの入力ペリフェラルが抜かれた場合

 

図 別冊2-6:マルチターミナルが抜かれた場合(その1)

 

図 別冊2-7:マルチターミナルが抜かれた場合(その2)

(ii) 差された場合

図 別冊2-8:異なる構成のマルチターミナルに差し換えられた場合(図 別冊2-7の続きとして) 

(iii) 置き換えられた場合

図 別冊2-9:端子数が合わない場合(その1)                     図 別冊2-10:端子数が合わない場合(その2)

              

図 別冊2-11:端子数が合わない場合(その3)

(iii)追加された場合

マルチターミナルを使用しかつ[途中参加]があるアプリケーションでは、追加で差された場合に操作番号の逆転を起こしてしまう可能性がある。

※マルチターミナル設定原則では使用端子間に空きがあることを認めており、また[途中参加]のある場合のメインゲーム中の追加差しも認めている。よって空いている端子に追加で差された場合、操作番号の逆転を起こしてしまう可能性がある。

この場合は次の規則によって操作番号の逆転を防ぐものとする。

(2.マルチターミナル6、了)


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