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FAQ/サウンド関連

ハードウェア



セガサターンのサウンド関連部分のハードウェア構成について教えてください。

Q)
セガサターンのサウンド関連部分のハードウェア構成について教えてください。

A)
セガサターンのハードウェアでは68EC000(CPU)、SCSP、サウンドメモリ(512KB RAM) の3つがサウンドに深く関わっています。
音色データ、 DSPプログラム、 シーケンスデータ、サウンドドライバは全てこの512KByteのサウンドメモリに 納めることになります。
このうちサウンドドライバとそのワーク領域として44KB(0B000H)が 使用されます。

サウンドCPUはバイトアクセスができないって本当ですか?

Q)
SCSPユーザーズマニュアル(第1版)の●サウンドCPU仕様

 「ハードウェア構成:MC68000CPUからMC6800(8ビット)インターフェースを削除したもの」

とありますが、これは何を意味するのでしょうか?
サウンドCPUはメモリにバイト アクセスできないということでしょうか。

A)
SCSPユーザーズマニュアルの記述はあくまでハード設計上8ビットの 回路を使用できないという説明であり、ソフトウェアを組む上では 特に気にする必要 はありません。

もちろんサウンドCPUは「move.b」命令などでサウンドメモリに バイトアクセス可能です。
ただし、使用禁止の命令として「RESET」と「TAS」命令があります。

参照
詳細についてはDeveloper's Information STN-51「68000での使用禁止命令」を参照してください。

「SCSPは全体的に22.68μsecを1つの大きなサイクルとして動作します。」とは?

Q)
SCSPユーザーズマニュアル第4章 「SCSPレジスタ/FM音源方式を使用するにあたって」に

 「SCSPは全体的に22.68μsecを1つの大きなサイクルとして動作します」

とありますが、このサイクルをもっと具体的に説明していただけないでしょうか。

A)
SCSPは、サンプリングレート44.1KHzのシステムのため、一回の処理の要する時間 は、そのシステムで許される最大の時間以内ということになります。

1秒間に44100回の処理ですのでその逆数(=1/44100 SEC)をとると、 22.6757μSEC以内にその処理を完了していなくてはいけません。

SCSP内蔵のDSPに於いても同様で、SCSPのDSPは128ステップで動作するDSPのため 128ステップ分の処理を22.6757μSECで終らせます。
従って1ステップは、(22.6757÷128=0.177154)177nSEC掛かります。

また、サウンドCPUやメインCPUからのアクセスもこのDSPの1ステップ分の処理時間 つまり177nsに合わせるようにして実行されます。


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