2.相対時間指定について
- スクリプトではディスク上の位置を3種類の相対位置で指定するようになっています。
- セッション相対時間
- エクステント相対時間
- ファイル相対時間
- 各々、開始(BeginTime)と終了(EndTime)の指定がありますが、その指定位置と実際のデータが配置される位置との関係は次のようになります。
- (1) BeginTimeが指定された場合
Begin Time
↓
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┃ │ │ │■│■│■│■│■│■│■│■│■│■│■│■│
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- (2) EndTimeが指定された場合
End Time
↓
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│■│■ ■│■│■│■│■│■│■│■│■│ │ │ │ ┃
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*End Timeでファイルが終了するように開始位置が設定される。
- (3) BeginTime, UnitSize, GapSizeが指定された場合
Begin Time
↓
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┃ │ │ │■│■│ │ │ │■│■│ │ │ │■│■│
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↑ └─────┘↑ └─────┘↑
│ Gap │ Gap │
─┴─────────┴─────────┘
Unit
- (4) EndTime, UnitSize, GapSizeが指定された場合
End Time
↓
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│ │ │ │■│■│ │ │ │■│■┃
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↑ └─────┘↑
│ Gap │
──────┴─────────┘
Unit
- (5) セッション相対時間(BeginTimeS, EndTimeS)
- ファイルインタリーブされていないISOファイルの配置位置を指定するものです。
ファイルインタリーブされているISOファイルの定義の中で指定しても無視されます。
指定する時間はセッションの始まりを00:00:00とした、(分:秒:フレーム)時間で表現します。
- (6) エクステント相対時間(BeginTimeE, EndTimeE)
- ファイルインタリーブされているISOファイルの配置位置を指定するものです。インタリーブされているファイル間の位置関係を指示するために用います。Extent行で定義する<拡張ファイル>以外のところで指定するとエラーになります。
指定する時間はエクステントの始まりを00:00:00とした、(分:秒:フレーム)時間で表現します。
セッション内の位置を指定したい場合、Extent行の引数でインタリーブされているファイルの位置をまとめて指定します。
- (7) ファイル相対時間(BeginTimeF, EndTimeF)
- ISOファイル内のファイルソースの配置位置を指定するものです。ファイルソース定義以外のところで指定するとエラーになります。指定する時間はファイルの始まりを00:00:00とした、(分:秒:フレーム)時間で表現します。
チャネルインタリーブされているISOファイルを定義する場合、チャネルを構成するファイルソース定義でBeginTimeFまたはEndTimeFを指定することによってチャネルのISOファイル内での位置を指定でき、チャネル間の位置関係を定義できます。
チャネルを構成するファイルソースの始まりがチャネルの開始位置になり、ファイルソースの終了がチャネルの最終位置になります。