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PROGRAMMER'S GUIDECDビルダスクリプト文法補足説明
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CDビルダスクリプト文法補足説明


3.セクタレートとビットレートの関係について

 この章ではセクタレートとビットレートの関係について説明します。
セクタレートは任意の整数値が定義できますが、代表的な値として75セクタ/秒と150セクタ/秒の2種類あり、それぞれの場合に記述可能なビットレート(CDレート)は

となります。

 これは<File>‥‥‥<EndFile>内で記述可能なビットレートの和の最大値を意味し、このビットレートの和がこの最大値を超えるとストリームのマルチプレックスはできなくなります。
ディスクフォーマットをCD-ROM XAに準拠した場合、MPEGマルチプレックスで使用することのできる1セクタ当たりのデータ長はデータの種類によって異なり、次のようになります。

したがって<BitRate>キーワードで定義したビットレートとCDレートの間では次のような変換が必要です。

いまMPEGビデオのビットレートをBR(MV)、MPEGオーディオのをBR(MA)、データ(FORM1)のビットレートをBR(F1)、データ(FORM2)のをBR(F2)とし、この4つのストリームのマルチプレックスを行うものとすると

       BR(MV)×2324 BR(MA)×2324 BR(F1)×2324 BR(F2)×2324 CDレート≧───────+───────+───────+───────        2296 2279 2048 2324         BR(MV) BR(MA) BR(F1)      =(────+────+────)×2324+BR(F2)         2296 2279 2048

の関係となります。
この関係はマルチプレックス時にはいつも成立している必要があり、実行時にチェックされ、違反している場合はエラーとなります。


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