STN-39

SCU-DMAの転送バイト数についての補足

発行番号：

発 行 日：

メディア：

関　　連：

情報区別：

重 要 度：

添付資料：

件名補足：

内　容

■ＤＭＡ転送バイト数の‘０’設定時の動作

　ＳＣＵ−ＤＭＡの転送バイト数を'０'に設定したときの転送数は、各設定での最大値となります。

■ＳＣＵ−ＤＭＡの転送バイト数についての補足

　SCU-DMAの転送バイト数を '0'に設定したときの転送数は、各設定での最大となります。

＜表・転送バイト数＞

	直接モード		間接モード
転送レベル	レジスタ設定値	転送バイト数	転送数設定値	転送バイト数
LEVEL 0	00000H 00001H 00002H : FFFFFH	100000H バイト 000001H バイト 000002H バイト : 0FFFFFH バイト	00000H 00001H 00002H : FFFFFH	100000H バイト 000001H バイト 000002H バイト : 0FFFFFH バイト
LEVEL 1	000H 001H 002H : FFFH	1000H バイト 0001H バイト 0002H バイト : 0FFFH バイト	00000H 00001H 00002H : FFFFFH	100000H バイト 000001H バイト 000002H バイト : 0FFFFFH バイト
LEVEL 2	000H 001H 002H : FFFH	1000H バイト 0001H バイト 0002H バイト : 0FFFH バイト	00000H 00001H 00002H : FFFFFH	100000H バイト 000001H バイト 000002H バイト : 0FFFFFH バイト
DSP	00H 01H 02H : FFH	100H ワード 001H ワード 002H ワード : 0FFH ワード

• 注意：DSP用DMAの転送単位は、ワード単位(４バイト)です。
• 間接モードは、レベル０〜レベル２で最大100000HバイトのDMA転送が可能です。
• DSPのDMAは、'0'を設定すると転送数は最大になります。しかし、内臓RAMを対象と したDMAでは、１個のRAMが40Hワードしかないために、それ以上の転送バイト数を 指定した場合には、同じアドレスを繰り返し重ね書きします。
  （DSPのDMAでは別のアドレスにアクセスは移りませんが、CPUのリード/ライトでは別の RAM にアクセスが移ります。)

■転送例

　転送元=6001000H番地、転送先=RAM0の00H番地、転送バイト数=00HのDMA設定の場合。

6001000H番地→RAM0の00H番地 (１ワード目のデータ)
6001004H番地→RAM0の01H番地 (２ワード目のデータ)
6001008H番地→RAM0の02H番地 (３ワード目のデータ)
　　　　　　：　　　　　　　　　　　　：
60010FCH番地→RAM0の3FH番地 (６４ワード目のデータ)
6001100H番地→RAM0の00H番地 (６５ワード目のデータ) ←1ワード目が上書きされる
6001104H番地→RAM0の01H番地 (６６ワード目のデータ)
　　　　　　：　　　　　　　　　　　　：
60013FAH番地→RAM0の3EH番地 (２５５ワード目のデータ)
60013FCH番地→RAM0の3FH番地 (２５６ワード目のデータ) 最大転送数

■参照

『HARDWARE MANUAL／SCUユーザーズマニュアル』
CPU-DMA直接モード　●転送バイト数