3.4　ボリュームの定義

ディスクの第１トラックには、ボリューム記述子セットの定義をする必要があります。これをボリューム記述子トラックと呼びます。

　　　　　：
          Track  MODE1      ; 第１トラック番号 ＝ボリューム記述子トラック
　　　　　　Volume  ISO9660  sample.PVD
 　　　        PrimaryVolume 0:2:16
 　              SystemIdentifier "識別子" ...
 　            EndPrimaryVolume
               ：
    　　    EndVolume
            ：
　　　　　EndTrack
          ：

　ボリューム記述子には、ボリュームを識別するために、システム識別子や日付などの情報が記録されますが、これらの詳細については「３．１１　ボリューム記述子情報の定義」で説明します。

一 覧 表

Title コマンド仕様

Command ボリューム定義の開始

Keyword Volume

No 4.1

　書　式

Volume voltype pvdfile

　パラメータ

voltype：ボリュームタイプ（ISO9660のみ有効）

pvdfile：ＰＶＤファイル名（拡張子は「PVD」とする）

　機　能

ボリューム記述子セットの定義を開始します。

　備　考

ボリューム定義は必ず第１トラック指定します。
セガサターンディスクのツールは、ＰＶＤファイルとディスクイメージファイルのベース名が同一であることを想定しています。同一ベース名を使用してください。

一 覧 表

Title コマンド仕様

Command ボリューム定義の終了

Keyword EndVolume

No 4.2

　書　式

EndVolume

　パラメータ

なし

　機　能

ボリュームディスクリプタセットの定義を終了します。

一 覧 表

Title コマンド仕様

Command 基本ボリューム記述子の開始

Keyword PrimaryVolume

No 4.3

　書　式

PrimaryVolume pos

　パラメータ

pos　 ：基本ボリューム記述子を記録するディスク上の位置 常に00:02:16を指定します。

　機　能

基本ボリューム記述子の定義を開始します。

　備　考

記述子情報の詳細は「３．１１　ボリューム記述子情報の定義」で説明します。

一 覧 表

Title コマンド仕様

Command 基本ボリューム記述子の終了

Keyword EndPrimaryVolume

No 4.4

　書　式

EndPrimaryVolume

　パラメータ

なし

　機　能

基本ボリューム記述子の定義を終了します。

一 覧 表

Title コマンド仕様

Command 副ボリューム記述子の開始

Keyword SupplementaryVolume

No 4.5

　書　式

SupplementaryVolume pos

　パラメータ

pos　 ：副ボリューム記述子を記録するディスク上の位置 常に00:02:17を指定します。

　機　能

副ボリューム記述子の定義を開始します。

　備　考

記述子情報の詳細は「３．１１　ボリューム記述子情報の定義」で説明します。

一 覧 表

Title コマンド仕様

Command 副ボリューム記述子の終了

Keyword EndSupplementaryVolume

No 4.6

　書　式

EndSupplementaryVolume

　パラメータ

なし

　機　能

副ボリューム記述子の定義を終了します。