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HARDWARE ManualVDP1ユーザーズマニュアル
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VDP1ユーザーズマニュアル/第6章 コマンドテーブル

■6.3 CMDPMOD(描画モードワード)

 CMDPMODは、クリッピングの有効、無効、メッシュの処理、透明コードの指定、カラーモードの指定、色演算、およびシェード処理を制御するワードです。コマンドテーブルの先頭アドレス+04Hからの2バイト(16ビット)にあり、ビット構成は次のとおりです。未使用ビットには0を設定してください。

bit
 15 
 14 
 13 
 12 
 11 
 10 
CMDPMOD
+04H
MON00HSSPclpClipCmodMeshECDSPDカラーモード色演算ビット

MSBオンビット: MSB on(MON)、ビット15
 VDP2には、スプライトデータのMSBを見て、シャドウやウィンドウ処理を行う機能があります。その機能を使用する場合に、このビットを指定します。 詳しくはVDP2のマニュアル 「第9章 スプライトデータ」 「第14章 シャドウ機能」を参照してください。

ハイスピードシュリンク: high speed shrink(HSS)、ビット12
 矩形スプライト、変形スプライトを縮小して描画するとき、速度を優先するか、精度を優先するかを選択します。

プリクリッピング無効: preclipping disable(Pclp)、ビット11
 クリッピングが必要かどうかを判定する座標計算処理を無効にするかしないかを指定します。

ユーザクリッピング有効ビット: user clipping enable bit(Clip)、ビット10
 パーツの描画コマンドのとき、既に設定したユーザクリッピング座標に従ってパーツを描画するかしないかを指定します。

クリッピングモードビット: clipping mode bit(Cmod)、ビット9
 ユーザクリッピングが有効(Clip=1)のとき、ユーザクリッピング座標の内側/外側どちらを描画するかを選択します。

メッシュ有効ビット: mesh enable bit(Mesh)、ビット8
 パーツの描画コマンドのときメッシュ処理するかどうかを指定します。

エンドコード無効ビット: end-code disable(ECD)、ビット7
 キャラクタパターンのエンドコードを無効にするかどうかを指定します。

透明ピクセル無効ビット: see-through pixel disable(SPD)、ビット6
 キャラクタパターンの透明ピクセルを無効にするかどうかを指定します。

カラーモードビット: color mode bit、ビット5〜3
 スプライトを描画するカラーの色数と表現方法を指定します。

色演算ビット: color calculation bit、ビット2〜0
 グーローシェーディング、シャドウ、半輝度、半透明の色演算を指定します。


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