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HARDWARE ManualSMPCユーザーズマニュアル
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SMPCユーザーズマニュアル/第3章 ペリフェラルコントロール

■3.3 サポートペリフェラルデータフォーマット

 ここでは、SMPCコントロールモードでのSMPCサポートペリフェラルのデータフォーマットを示します。
各ペリフェラルの詳細データについては、各ペリフェラルのマニュアルを参照してください。

◆メガドライブ3ボタンパット

 表3.14にSMPCコントロールモードでのメガドライブ3ボタンパットのデータフォーマットを示します。

表3.14 メガドライブ3ボタンパットデータフォーマット
SMPCコントロールコード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1
1
1
0
0
0
0
1
1st Data
Right
Left
Down
Up
Start
A TRG
C TRG
B TRG

Right,Left,Down,Up,Start,A TRG,C TRG,B TRG
ボタン押下時0となります。


◆メガドライブ6ボタンパット

 表3.15にSMPCコントロールモードでのメガドライブ6ボタンパットのデータフォーマットを示します。

表3.15 メガドライブ6ボタンパットデータフォーマット
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1
1
1
0
0
0
1
0
1st Data
Right
Left
Down
Up
Start
A TRG
C TRG
B TRG
2nd Data
MODE
X TRG
Y TRG
Z TRG
1
1
1
1

Right,Left,Down,Up,Start,A TRG,C TRG,B TRG,MODE,X TRG,Y TRG,Z TRG
ボタン押下時0となります。


◆シャトルマウス

 表3.16にSMPCコントロールモードでのシャトルマウスのデータフォーマットを示します。

表3.16 シャトルマウスデータフォーマット
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1
1
1
0
0
0
1
1
1st Data
Y Over
X Over
Y Sign
X Sign
Start
Middle
Right
Left
2nd Data
XD7
XD6
XD5
XD4
XD3
XD2
XD1
XD0
3rd Data
YD7
YD6
YD5
YD4
YD3
YD2
YD1
YD0

Y Over,X Over
0:XまたはYのデータは、有効である。
1:データがオーバフローしている。(255を超えている)

Y Sign,X Sign
0:X,Yのデータは、正の値である。
1:X,Yのデータは、負の値である。

XD7〜XD0,YD7〜YD0
マウス移動量(下表参照)

表3.16.1 移動量とフラグの関係
実際の移動量
-257
以下
-256
-255
...
-2
-1
+0
+1
+2
...
+254
+255
+256
以上
D7〜D0の値
xxH00H01H...FEHFFH00H01H02H...FEHFFHxxH
Y/X Sign
111...11000...000
Y/X Over
100...00000...001
注意:
・D7〜D0は符号付きではありません。Y/XOver,Y/XSignの各ビットの変化に注意して移動量を算出してください。
・Y/XOverビットがセットされると移動量(D7〜D0)は不定となりますのでこのビットのチェックは必ず行ってください。

Start,Middle,Right,Left
ボタン押下時1となります。

参照
Developer's Informaition/STN-44「シャトルマウス補足説明」

◆セガタップ

 SMPCコントロールモードでは、表3.17に示したポートステータスが出力されます。セガタップには、メガドライブ3ボタンパット、メガドライブ6ボタンパット、セガマウスを接続できます。 各ペリフェラルのデータについては、それぞれのデータフォーマットを参照してください。

表3.17 SMPCコントロールモードでのセガタップのポートステータス
マルチタップID
コネクト数
0H
4H


◆セガサターン標準パット

 表3.18にSMPCコントロールモードでのセガサターン標準パットのデータフォーマットを示します。

表3.18 サターン標準パットデータフォーマット
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
0
0
0
0
0
0
1
0
1st Data
Right
Left
Down
Up
Start
A TRG
C TRG
B TRG
2nd Data
R TRG
X TRG
Y TRG
Z TRG
L TRG
1
1
1

A TRG,C TRG,B TRG,R TRG,X TRG,Y TRG,Z TRG,L TRG
Right,Left,Down,Up,Start
ボタン押下時0となります。


◆ミッションスティック

 表3.19にSMPCコントロールモードでのミッションスティックのデータフォマットを示します。なお、AX7〜0、AY7〜0、AZ7〜0のデータは、A/Dコンバータが出力する絶対値となっています。

表3.19 ミッションスティックデータフォーマット
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
0
0
0
1
0
1
0
1
1st Data
Right
Left
Down
Up
Start
A TRG
C TRG
B TRG
2nd Data
R TRG
X TRG
Y TRG
Z TRG
L TRG
1
1
1
3rd Data
AX7
AX6
AX5
AX4
AX3
AX2
AX1
AX0
4th Data
AY7
AY6
AY5
AY4
AY3
AY2
AY1
AY0
5th Data
AZ7
AZ6
AZ5
AZ4
AZ3
AZ2
AZ1
AZ0

Right,Left,Down,Up
アナログのAX7〜AX0,AY7〜AY0のしきい値によりデジタルビットが変化します。

デジタルビットとしきい値の関係は以下のようになります。
Right
AXが170以上になると、"0"(ON)、149以下にになると"1"(OFF)になる。
Left
AXが86以下になると"0"(ON)、107以上になると"1"(OFF)になる。
Doun
AYが170以上になると、"0"(ON)、149以下にになると"1"(OFF)になる。
Up
AYが86以下になると"0"(ON)、107以上になると"1"(OFF)になる。

Start,A TRG,C TRG,B TRG,R TRG,X TRG,Y TRG,Z TRG,L TRG
ボタン押下時0となります。

AX7〜AX0,AY7〜AY0,AZ7〜AZ0
符号を持たないA/Dコンバータ出力の絶対値が出力されます。

AX7〜AX0,AY7〜AY0
左上が(0,0)、右下が(255,255)となります。

AZ7〜AZ0
下が0、上が255となります。

参照
Developer's Informaition/STN-34「アナログミッションスティックマニュアル」

◆セガサターンキーボード

 表3.20にSMPCコントロールモードでのサターンキーボードのデータフォーマットを示します。

表3.20 サターンキーボードデータフォーマット
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
0
0
1
1
0
1
0
0
1st Data
Right
Left
Down
Up
Start
A TRG
C TRG
B TRG
2nd Data
R TRG
X TRG
Y TRG
Z TRG
L TRG
KB
TYPE2
KB
TYPE1
KB
TYPE0
3rd Data
0
Caps
Lock
Num
Lock
Scrool
Lock
Make
1
1
Break
4th Data
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0

A TRG,C TRG,B TRG,R TRG,X TRG,Y TRG,Z TRG,L TRG
Right,Left,Down,Up,Start
ボタン押下時0となります。

各ボタンとキーボードのキーとの対応は、以下の様になります。

 ボ タ ン 
 対応キー 
 
 ボ タ ン 
 対応キー 
Right
 
C TRG
C
Left
 
B TRG
X
Down
 
R TRG
E
Up
 
X TRG
A
Start
ESC
 
Y TRG
S
A TRG
Z
 
Z TRG
D
L TRG
Q

KBTYPE2〜0
000:サターンキーボード
001〜110:SEGA RESERVED
111:UNKNOWN

 ここに示してあるKBTYPEは、IBMキーボード変換アダプタ形式のために使用しています。変換アダプタにIBMキーボードの101,102,106キーボードが接続された場合000を示します。 また、変換アダプタに該当しないキーボード、あるいは、キーボードとして認識できないデバイスが接続された場合には、111を出力します。将来、キーボードの製品化にあたり一体化となる場合には、000を出力する構成とします。

Caps Lock(LEDなし)
1:Caps Lock がロック状態

Num Lock(LEDなし)
1:Num Lock がロック状態

Scroll Lock(LEDなし)
1:Scroll Lock がロック状態

Make
D7〜D0に有効なMakeコードがあるとき(D7〜D0コードが示すキー押下)に1を示します。

Break
D7〜D0に有効なBreakコードがあるとき(D7〜D0コードが示すキー押下解除)に1を示します。

D7〜D0
キーNo.を示します。Make,Breakとともに使用します。

参照
Developer's Informaition/STN-45「サターンキーボードの補足説明」
 

◆マルチターミナル6

 SMPCコントロールモードでは、表3.21に示したポートステータスが出力されます。マルチターミナル6には、メガドライブ3ボタンパット、メガドライブ6ボタンパット、 セガサターン標準パットミッションスティックシャトルマウスセガサターンキーボード を接続できます。各ペリフェラルのデータについては、各ペリフェラルのデータフォーマットを参照してください。
 マルチターミナル6の各タップ最大データサイズは、15バイトです。ポートモードは、15バイトモードで使用してください。

表3.21 サターン6Pマルチタップのポートステータス
マルチタップID
コネクト数
1H
6H


◆マルチコントローラ

 ■デジタルモード
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1st Data
Right
Left 
Down 
Up   
Start
ATRG 
CTRG 
BTRG 
2nd Data
RTRG
XTRG 
YTRG 
ZTRG 
LTRG 

Right,Left,Down,Up
十字キーでキーを入れた時「0」になります。

Start,ATRG,CTRG,BTRG
XTRG,YTRG,ZTRGボタンを押した時に「0」になります

RTRG,LTRG
アナログのしきい値によりデジタルデータを返しボタンを押した時に「0」になります。

注意:このパットモードではアナログ値は出力されません

 ■アナログモード
SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1st Data Right
Left 
Down 
Up   
Start
ATRG 
CTRG 
BTRG 
2nd Data RTRG
XTRG 
YTRG 
ZTRG 
LTRG 
3rd Data AX7
AX6  
AX5  
AX4  
AX3  
AX2  
AX1  
AX0  
4th Data AY7
AY6  
AY5  
AY4  
AY3  
AY2  
AY1  
AY0  
5th Data AR7
AR6  
AR5  
AR4  
AR3  
AR2  
AR1  
AR0  
6th Data AL7
AL6  
AL5  
AL4  
AL3  
AL2  
AL1  
AL0  

◆デジタル部

Right,Left,Down,Up
十字キーでキーを入れた時「0」になります

Start,ATRG,CTRG,BTRG,XTRG,YTRG,ZTRG
ボタンを押した時に「0」になります

RTRG,LTRG
アナログのしきい値によりデジタルデータを返しボタンを押した時に「0」になります

◆アナログ部

AX7〜AX0,AY7〜AY0
符号を持たないA/Dコンバータ出力の絶対値を出力します。

AL7〜AL0,AR7〜AR0
符号を持たないA/Dコンバータ出力の絶対値を出力します。

参照
Developer's Informaition/STN-43「マルチコントローラマニュアル」

◆ツインスティック

SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1st Data Right
Left 
Down 
Up   
Start
ATRG 
CTRG 
BTRG 
2nd Data RTRG
XTRG 
YTRG 
ZTRG 
LTRG 

Right,Left,Down,Up,Start,ATRG,CTRG,BTRG,RTRG,XTRG,YTRG,ZTRG,LTRG
ボタンを押した時に「0」になります。

Right,Left,Down,Up
左ステッィクのレバー(右,左,下,上)です。

LTRG
左ステッィクのトリガです。

RTRG
左ステッィクのボタンです。

ZTRG,XTRG,BTRG,YTRG
右ステッィクのレバー(右,左,下,上)です。

ATRG
右ステッィクのトリガです。

CTRG
右ステッィクのボタンです。

標準パットとのキー互換表
左ステッィク右ステッィク
対応キー(ツイン)ボタン名(標準)対応キー(ツイン)ボタン名(標準)
トリガ Lボタン トリガ Aボタン
ボタン Rボタン ボタン Cボタン
↑(上) 上キー ↑(上) Yボタン
↓(下) 下キー ↓(下) Bボタン
→(右) 右キー →(右) Zボタン
←(左) 左キー ←(左) Xボタン
注意:ボタン名は、標準パットのボタン名で記述します。

参照
Developer's Informaition/STN-50「ツインスティック・ユーザーズマニュアル」

◆レーシングコントローラー

SMPCコントロールモード
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
サターンペリフェラルID
1st DAta Right
Left 
Down 
Up   
Start
ATRG 
CTRG 
BTRG 
2nd DAta
XTRG 
YTRG 
ZTRG 
3rd Data AX7
AX6  
AX5  
AX4  
AX3  
AX2  
AX1  
AX0  

Start,ATRG,CTRG,BTRG,XTRG,YTRG,ZTRG
ボタンを押した時0(ON)となります。

Down,Up
バタフライシフトを手前に入れた時0(ON)となります。

AX7〜AX0
符号を持たないA/Dコンバータ出力の絶対値が出力されます。

AX7〜AX0
左が0、右が255となります。中心は、127です。

参照
Developer's Informaition/STN-38「レーシングコントローラマニュアル」

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